test

宿泊客数1割増へ、全国宣伝販促会議開く(来年4―6月 四国DC)

四国DC成功に向け機運を高めた
四国DC成功に向け機運を高めた

 JRグループと四国4県、四国ツーリズム創造機構などが共同で来年4―6月に実施する大型観光キャンペーン「四国デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、全国のJR関係者や旅行会社など約500人を集めた「全国宣伝販売促進会議」が5月11日、香川県高松市のサンポート高松などで行われた。

 四国DC実施は14年ぶり。「しあわせぐるり、しこくるり。」のキャッチフレーズのもと、周遊型観光などを提案し、全国からの誘客をはかる。

 冒頭、四国ツーリズム創造機構の松田清宏会長(JR四国会長)は「DCが決まってから、四国各地で新しい素材の開発や磨き上げに力を入れてきた。682の観光素材を用意し、このうち72が新しい素材。秋にはプレDCを実施し、JR大阪駅でPRイベントも行う。世界に向けて四国の魅力を発信していきたい」とあいさつした。

4県の知事らが魅力PR
4県の知事らが魅力PR

 観光プレゼンテーションでは、4県の観光情報のほか、DCに合わせ来年4月にデビューする観光列車「四国まんなか千年ものがたり」などPR。新観光列車は土讃線の多度津・琴平(香川)―大歩危(徳島)間で運行。「おとなの遊山」をコンセプトにした和のテイストの車内には、アテンダントが乗車し、食事サービスや観光案内など充実のおもてなしを行う。

 高知県では来年3月、高知城横に「県立高知城歴史博物館」がオープン。土佐山内家伝来の美術工芸品など歴史的に貴重な資料を多数展示する。

 会議後には、松田会長とJR四国の泉雅文社長、徳島県の飯泉嘉門知事、香川県の浜田恵造知事、愛媛県の中村時広知事、高知県の尾﨑正直知事による記者会見が行われた。

 DC期間中の数値目標について松田会長は「宿泊客数10%増を目指したい」と述べた。飯泉知事は吉野川クルーズや大歩危ラフティングなどを挙げ、「徳島はクルーズを提案したい」。浜田知事は「国内外のアートファンを引き付ける瀬戸内アートや食を楽しんでほしい」。中村知事は別子銅山や南予地域、しまなみ海道などを挙げ、「個性豊かな4県が結び付くことで四国観光に厚みが出る」。尾﨑知事は「高知城歴史博物館は6万点を超える山内家の資料などを展示する。来年3月からは志国高知幕末維新博も行う」と、それぞれPRした。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。