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東屋(山形県・白布温泉)、破産手続き開始へ(帝国データバンク調べ)

2025年3月17日
編集部

2025年3月17日(月) 配信

 東屋(宍戸康裕代表、山形県米沢市)は2月28日(金)、山形地裁米沢支部に破産手続き開始決定を受けた、帝国データバンクによると、負債は約2億5900万円。

 同社は1983(昭和58)年3月に設立された温泉旅館「東屋」の運営業者。白布温泉で約300年の歴史を有していたが、2000年3月25日には隣家からの出火で類焼し、江戸時代からのかやぶき屋根の建物は消失していた。01年9月に約3億円の資金を投下して旅館を再建し、04年10月期には年間収入高約2億900万円を計上していた。

 しかし、東日本大震災の風評被害や、新型コロナの影響などで収入は大きく減少。24年10月期は年間収入高約8400万円に対して、当期純損失約1000万円を計上していた。「厳しい資金繰りが続くなか、旅館再建時の借り入れ負担も重く事業の継続が困難となり、25年1月に第三者へ事業を譲渡、同社は事業を停止していた」(帝国データバンク)としている。

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