セントレアG入社式、新入社員は計81人 コロナ禍前の水準に
2025年4月4日(金) 配信

中部国際空港(犬塚力社長、愛知県常滑市)とセントレアグループ各社は4月1日(火)、2025年度入社式を開いた。新入社員はコロナ禍以降、着実に増加傾向にあり、今年度はグループ全体で81人を迎え、過去2番目に多い採用人数となった。最多は20年度の111人であり、コロナ禍前の水準に戻った。
入社式は、ボーイング787初号機を展示するフライト・オブ・ドリームズの1階「フライトパーク」を会場に行われた。今後の航空業界を担っていく新入社員がセントレアらしさを感じ、空港で働くことに誇りを持てるようにする狙いだ。
同空港は今年2月17日に開港20周年を迎え、入社式同日には、誘導路を滑走路に転用する代替滑走路事業が現地着工した。空港として新たなフェーズを迎える今年に入社する新入社員を歓迎し、さらなる未来に向けて、セントレアグループ一丸となって取り組む。
犬塚社長は、新入社員に向けて①大きな「夢」を追いかけよう②「笑顔」と「ありがとう」を大切に――の2点を心掛けてほしいと呼び掛けた。そのうえで、「セントレアは2030年に旅客数2000万人級の空港を目指している。その大きな夢に向けて、入社した皆さんと夢と笑顔を忘れずに未来に向けて進んでいきたい」と述べた。
辞令交付では、セントレアグループ各社の社長から新入社員代表者に対して、航空券を模した入社辞令書が手渡された。最後に、セントレアグループで始まる夢や期待を込めて、新入社員全員で紙飛行機を飛ばした。