東京都内で「春の常陸牛グルメフェア」 茨城県がキックオフイベント開く
2025年4月4日(金) 配信

茨城県が誇る銘柄和牛「常陸牛」は、年間出荷頭数が1万頭を超え、首都圏や茨城県内を中心に流通しているが、2025年4月からとことん美味しさにこだわった茨城独自の基準による、全国初の新たな認証制度を開始した。
この新たな「茨城県認定」常陸牛と、昨年デビューしたトップブランド「常陸牛 煌(きらめき)」の美味しさを、より多くの人に体験してもらおうと、4月3~16日の期間、丸の内、大手町、有楽町エリアの人気レストラン21店舗で「春の常陸牛グルメフェア」を開催している。4月3日(木)には東京都・新丸ビル7階のレストラン「MUS MUS」でキックオフイベントを実施した。
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本イベントでは、お笑いコンビの錦鯉とタレントのみりちゃむさんをゲストに迎え、「茨城県認定」常陸牛と「常陸牛 煌」の美味しさを存分に味わってもらった。みりちゃむさんイチオシのMUS MUS特製の常陸牛を使用したタイアップニューも登場した。
このほか、フランス料理のカリスマ、ジョエル・ロブション氏の愛弟子にして、ミシュランガイド掲載店「レストラン モナリザ」のオーナーシェフ、河野透さんも登壇し、常陸牛の美味しさの秘密なども紹介した。
今回、茨城県で導入する茨城県認定制度は、これまでの和牛の評価の1つである「霜降り度合いといった脂肪の量」ではなく、和牛の美味しさに影響を与える「脂肪の量」と「赤身の美味しさ」にこだわった全国初の取り組み。「脂肪の量」としては風味や口溶けの良さに影響する脂肪の「オレイン酸の割合(55%以上)」。「赤身の美味しさ」としては肉のうま味に影響する「飼育月齢(30カ月齢以上)」に着目し、それぞれの美味しさに違いが表れる基準値を設定し、測定・確認しながら1頭ごとに認定するもの。
すでに食肉流通事業者や生産者団体からは口溶けが良くジューシーでうま味を強く感じる一方で、さっぱりしていて脂が気になる人でも食べやすいと高評価を得ている。