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GW旅行動向見通し、国内は減少傾向に 物価高や混雑回避が響く(JTB調べ)

2025年4月7日
編集部:長谷川 貴人

2025年4月7日(月)配信 #旅行新聞 #JTB #ゴールデンウイーク

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  JTBは4月3日(木)、ゴールデンウイーク(4月25日~5月7日)の旅行動向見通しを発表した。これによると、GWの総旅行者数は前年同期比6.9%減の2345万人、総旅行消費額が同3.9%減の9855億円と減少傾向を見込む。

 国内旅行では、旅行者数が同7.2%減の2290万人、平均旅行費用は同1.4%増の3万6600円、旅行消費額が同6.0%減の8381億円と推計。旅行者数は物価高騰や家計の事情、混雑を避けて旅行時期をずらす傾向もあってやや減少、平均旅行費用は物価高などの影響で微増する見通しだ。行先は居住地域外に分散傾向、鉄道や航空機などを利用した遠方への旅行の増加に伴い、日数も増加傾向にあると予想している。

 アンケート調査によると、旅行出発日のピークは、「5月3日(19.6%)」、次いで「4月26日(11.6%)」。前半の飛び石連休、後半の4連休がピークとみられる。

 旅行日数で最多は「1泊2日(33.5%)」だが、前年から4.3㌽減。一方で、「3泊4日(19.8%)」は2.7㌽増など、3泊以上は計5.5㌽増となった。

 旅行先の最多は「関東(22.3%)」、次いで「近畿(17.1%)」、「九州(9.7%)」となった。出かける場所として気になっているところは、「自然が楽しめる場所(国立公園や花畑など)(24.5%)」、次点で「自然が楽しめる場所(登山やアウトドアなど)(14.8%)」。

海外旅行は増加基調、行先は二極化傾向に

 海外旅行では、旅行者数が同10.0%増の55万人、平均旅行費用は同0.4%減の26万8000円、旅行消費額が同9.6%増の1474億円と推計する。旅行者数は国際線航空便の段階的な回復や一部の層の収入増、需要促進のためのキャンペーンなどの影響により、前年より増加を見込んだ。平均旅行費用は引き続き円安や物価高の影響を受け前年並み。行先は韓国・台湾などの近場が人気だが、欧米豪など遠方へ長期に旅行する傾向が相応にみられ、二極化傾向とみている。

 旅行出発日のピークは、「4月24日(15.0%)」、次いで「4月25日(13.3%)」、「4月26日(10.6%)」と「5月3日(10.6%)」が同率となった。

 旅行日数は「3泊4日(29.2%)」が最も多く、次いで「2泊3日(14.2%)」と「5泊6日(14.2%)」が同率。行先は上位から「韓国(25.7%)」、「台湾(14.2%)」、「東南アジア(10.6%)」の順となり、比較的近距離で安価な旅行先が人気である一方で、次いでヨーロッパがハワイと並び、遠距離のニーズも一定数あるとみている。

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