「自然にときめくリゾート」、休暇村 新コンセプトを発表
休暇村協会(中島都志明理事長)は6月14日、東京都内で休暇村の新コンセプトとロゴマークの発表を行った。新コンセプトは「自然にときめくリゾート」で、「自然」には「自然そのもの」と「おのずから」という2つの意味が込められており、「自然にときめく」には「ここに来れば、知らず知らずのうちに心は弾み、その予感を裏切らない素敵な体験ができる」という内容を意味している。
現在、休暇村は「インバウンド対策」と「若者の利用者増加」という2つの課題を抱えている。
2015年度の宿泊者合計140万人に対し、インバウンドの利用者は1万3千人と全体の1%に満たない。そこで休暇村では外国籍職員の採用を拡大している。現在総合職に6人の職員を採用し、来年には新たに6人、最終的には1カ所に1、2人の外国人スタッフを配置したい考えだ。
若者の利用者増加については、休暇村の調査によると世代別認知浸透状況では、60代が52%に対し、30代は21%、20代は18%。また年代別利用状況でも60代が63%を占めるのに対し、30代が6%、20代が1%という状況であった。同協会はこの偏りに対し年代ごとのさまざまな利用プランを策定。若年層にはご当地ランチやバーベキューなどで休暇村に立ち寄ってもらい、まず認知してもらえるきっかけを作っていく。またファミリー層には365日同一子供料金を設定、シニア層には長期滞在プランやご当地ツアーを用意するなど、3世代で利用してもらえるようにプランを拡大していく。