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鉄道とバス会社がタッグ

2016年9月1日
編集部

 鳥取県若桜町で9月24日、SLやボンネットバス、UDタクシーなど珍しい乗り物が集合する「鳥取・若桜谷のりものまつり」が開かれる。日本交通、日ノ丸自動車、若桜鉄道がタッグを組み、開催にこぎつけた。

 日本交通と日ノ丸自動車は山陰と京阪神を結ぶ高速バスでライバル関係にあり、日本交通と若桜鉄道も若桜谷エリアの輸送で競合する。そのライバル3社が垣根を越えて結集したのは、人口減少とマイカー普及に伴う、公共交通機関の存廃への危機感からだ。

 複数のバス・鉄道会社が共同イベントを開くのは西日本初という。「バスに乗ったことがない子供が多い。公共交通に親しむきっかけにしたい」と3社の幹部は口をそろえる。今後も連携を強化し、地域活性化に取り組む考えだ。

【土橋 孝秀】

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