バス旅行の安全確保へ、企業間の適正取引促す(委員会設置)
日本旅行業協会(JATA)と、全国旅行業協会(ANTA)、日本バス協会は、8月30日に「貸切バスツアー適正取引推進委員会」を設置するとともに、第一回委員会を開いた。バスツアーの需要拡大と、貸切バスを利用した旅行の安全確保を目的とする。
同委員会では通報窓口を設け、運賃違反などの情報が寄せられた場合には当事者に対し改善を求め、指導を行う。また、同委員会の審議で行政指導が必要とされた事案については、管轄行政官庁に通知する。
委員は、加藤博和名古屋大学大学院環境学研究科准教授と佐藤博康松本大学名誉教授、三浦雅生弁護士、廻洋子淑徳大学教授、國谷一男全国旅行業協会副会長、船戸裕司日本バス協会常務理事、興津泰則日本旅行業協会国内・訪日旅行推進部長の7人。そのほか、国土交通省自動車局と観光庁観光産業課がオブザーバーとして参加している。