三浦氏招き宿泊約款学ぶ、次期会長に松﨑久美子氏(全旅連JKK)
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の女性経営者の会(JKK、岡本尚子会長)は1月11日、ディズニーアンバサダーホテル(千葉県浦安市)で定例会議を開いた。JKK発足以来最多の44人の会員が参加。勉強会にはミリアルリゾートホテルズ取締役の桜井孝氏と弁護士の三浦雅生氏が講師として招かれた。岡本会長は「今回が私の会長として行う最後の定例会」とし、「旅館版スピードラーニングの配布などやりたいと思っていたことが最終段階に入ってきてどんどん実現している。これもすべて皆様のおかげ」と謝意を述べた。
講師の桜井氏は(1)ブランドの維持(2)変えるべきものと変えてはいけないもの(3)安全――について自身の経験を例に挙げながら講演。「現実を見据えて、改善努力を地道に行うこと」の必要性を説明した。三浦氏は宿泊約款の改正について講義。「自分のホテルや旅館にあわせて条文を修正し、不測の事態に備えるべき」と訴えた。
勉強会終了後は定例会議が行われ、各委員会の活動報告や次期会長内定者のふもと旅館(熊本県・黒川温泉)の松﨑久美子女将が紹介された。松﨑さんは「(実際に現場を)見るということが非常に大切。(この会で)いろいろな場所を視察に行く」と抱負を語った。また、新たに労務関係の委員会と「宿の労働環境改善委員会」が新設される予定だ。