「さかえや」2度目の栄誉、第3回旅館甲子園開く
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の加盟施設がエントリーする第3回旅館甲子園(大会会長=桑田雅之全旅連青年部長)の決勝戦が2月22日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。多くの来場者が見守るなか、北関東信越ブロックの「春蘭の宿 さかえや」(長野県・渋温泉)が、前回大会に続き、2度目の栄誉に輝いた。
決勝戦まで勝ち残り、ファイナリストに選ばれたのは、「伊香保温泉 ホテル松本楼」(群馬県)、「天見温泉 南天苑」(大阪府)、「城崎温泉 小宿 縁」(兵庫県)、「奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘」(岡山県)、「渋温泉 春蘭の宿 さかえや」(長野県)――の5館。
決勝戦は第2回大会と同様、全国から選び抜かれたファイナリスト5施設の旅館経営者とスタッフが、趣向を凝らしたプレゼンテーションで、経営者のビジョンやスタッフ教育、地域への貢献などを発表。決勝審査員10人による審査と来場者による投票で優勝施設が決定した。
審査委員長の北原茂樹全旅連会長は「それぞれの旅館が、いま我われ旅館業界が抱えている問題を、色々なかたちで全国にメッセージとして伝えてもらったと思っている。そのメッセージが旅館業界に多くのヒントを与えてくれている」と総括した。