エアビー急拡大、民泊事業利益1.7倍に
エアビーアンドビーはこのほど、2016年度の日本における民泊事業の利益が4061億円に上ると発表した。15年度の2363億円と比べ1・7倍になる。経済効果の推計は同1・8倍の9200億円に達する見込みだ。一方訪日外国人宿泊者数は同2・7倍の370万人。民泊仲介大手のサービス利用が急拡大している。
標準的なホストの年間収入額は100万4830円。貸出回数は年間89回で、1人当たりの平均宿泊日数は3・4泊となった。外国人利用者国・地域は1位が韓国、2位は中国で、3位は米国だった。
同社を利用して滞在した上位3都市は東京、大阪、京都の順。いわゆるゴールデンルートが占めた。宿泊利用率が高い都道府県は1位が大阪府。以下東京都、福岡県、奈良県、広島県と続いた。
上位は大都市が目立つ。ただ「宿泊先は47都道府県すべてにある」(同社日本法人公共政策担当部長の山本美香氏)という。今後は観光の拡大や地域活性化を促進して「経済の発展に貢献していく」(同)とコメントしている。
これら活動レポートはエアビー内部データと、17年1月に実施したホスト・ゲスト調査の結果を元に作成したもの。