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女将がおもてなし語る、神戸で「旅の日」の会開く(日本旅のペンクラブ)

「みやこ女将の会」の女将がおもてなしを語り合う

 日本旅のペンクラブ(代表会員=中尾隆之氏)は5月16日、神戸ポートピアホテル(兵庫県神戸市)で第30回「旅の日」の会を開いた。今年の旅ペンクラブ賞は、京都府の「みやこ女将の会」(会長=堀部寛子・炭屋旅館女将)が受賞。記念シンポジウムでは、会員女将らが「おもてなしの心」をテーマに語り合った=写真。

 堀部会長は「私たちは先人たちから受け継がれた『和の文化』を、おもてなしの心で次の世代につなげていかなければならない。全国各地の女将さんとも交流しながら、一層精進していきたい」と強調した。

 柊家の西村明美女将は「おもてなしは、人に見えては気を遣わせてしまう」と話し、見えないところでのおもてなしの大切さを語った。旅館については「日本人の心を映す空間であるべき」との考えを述べた。

 同ペンクラブは1988年に、松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った5月16日を「旅の日」と定めた。中尾代表は「『旅の日』が広く一般の方々にも浸透してきているのを感じる」と話し、「今後も旅文化の向上や、地域活性化など、幅広い活動を展開していく」計画だ。

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