〈観光最前線〉道後温泉に新しい外湯
2017年10月6日(金) 配信
愛媛県松山市の道後温泉に9月26日、「道後温泉別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」がオープンした。
聖徳太子が道後を訪れたという飛鳥時代をイメージした外観で、館内は伊予絣など県産伝統工芸品を多用し、和の雰囲気に仕上げた。大浴場や露天風呂のほか、特別浴室「又新殿(ゆうしんでん)」も再現した。大浴場の壁面ではプロジェクションマッピングも行う。湯上りのお茶菓子のおもてなしも実施。5つの個室休憩室も備える。
国重要文化財である道後温泉本館が来年秋以降、耐震化工事に入る予定で、新たな外湯として、市が市民向けの入浴施設「椿の湯」隣接地に整備した。飛鳥乃湯泉と椿の湯を挟むかたちで、椿が生い茂る中庭の整備も進行中。12月にグランドオープンする予定だ。
【土橋 孝秀】