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エアビーアンドビーがコウ・ケンテツ氏とコラボ、「旅ごはん」レシピを公開。新たな旅のスタイルを

2017年10月13日
編集部:平綿 裕一

2017年10月13日(金)配信

       旅のご飯で、ローカルな魅力を。ケンテンツ氏の料理と、グルメなホストが作った料理が並ぶ

民泊事業大手のエアビーアンドビーは2017年10月12日(木)に、料理家のコウ・ケンテツ氏とパートナーシップを結び、旅先で簡単に作れる「旅ごはん」のレシピを公開した。同日にメディアイベントとして、神奈川県鎌倉市でケンテツ氏のクッキングショーが開かれた。

 今回の企画はエアビーがこのほどはじめた新たな取り組み「Airbnb Kitchens of Asia」の一環。「アジア太平洋地域における旅行に関する意識調査」で、76%は「ローカルフードが旅行先を決めるうえで重要な要素」と回答し、韓国やタイ、インドでは「旅行中も宿で料理をしたい」との回答が約半数を占める。同社のリスティングの80%はキッチン付き。旅をしながら、地元の食材を使って料理をし、現地のローカルな魅力を楽しむ。”旅”と”食”を通じて、地域とのコミュニケーションをはかる新たな旅のスタイルを提案する。

ケンテツ氏が料理を実践

海・山をイメージ、親子で作れる簡単に作れる「旅ごはん」

 開発したレシピ3つ。魚を使い、海付近の旅行で作る「白身魚と鎌倉野菜のソテー マッシュルームソース ゆず風味」。季節の野菜を使った、山付近の旅行で作る「鎌倉野菜の味噌ビーフシチュー」。親子でジャガイモを潰したり形成したり、子供と楽しめる「しらすのひと口ポテトコロッケ」。料理にはゆずや味噌など和食材もアクセントに加え、それぞれケンテツ氏が料理を実践。また、実際に同県逗子市でホストを行っている、佐和子さんの旅ごはんもテーブルに並べられた。

 「今回は家族や友人、パートナーなど、みんなで楽しめるレシピを作った。地産地消という言葉もあるが、旅先で地元の素材を使い、料理を作って食べることは大事。旅をして、自分がいま、世界のどこにいて、どんな季節の中にいるのかなど、肌感覚だけでなく、食を通じた体験をして、初めて完結できるものだと思う。その場所にいないと出会えない食材を自分たちで選んで、料理して食べる、これをぜひ楽しんでほしい」(ケンテツ氏)。

 今回の企画では、アジアの4人の著名なシェフ、マニッシュ・メイロトラ(インド)、トニー・ユ(韓国)、イアン・キティチャイ(タイ)、そしてコウ・ケンテツ(日本)らが、各国での「旅行中の料理」をテーマにレシピをシェアするもの。このほか、エアビーの「グルメ」なホストもレシピを開発し、本場の味や料理を求める旅行者と1つの旅のスタイルを共有する。

3つのレシピを公開

  Airbnb Kitchens of Asia、各国の本場の味を

 Airbnb Kitchens of Asiaは「アジア太平洋地域における旅行に関する意識調査」の調査結果を元にした新たな取り組み。旅行者は、インドや韓国、タイ、日本の各国の味を取り入れた本物のアジア料理を、気軽に楽しめることができる。

 調査によると、新たな概念や、ローカルフードに挑戦することの重要性に対して最もオープンだったのは18~24歳の年齢グループ。とくに、日本は83%で、インド(72%)、中国(65%)、韓国(59%)らを超える高い関心がうかがえた。このほか、家族旅行の46%と、1人旅の5人に1人(21%)が、宿で食事を作って食べることが多いと回答。同社は「Airbnb Kitchens of Asiaの各国のレシピがあれば、ローカルフードに挑戦できないといった、機会損失はない。旅行先から帰宅しても、旅先の味を楽しむことができる」と強調する。

 さらに同社のアジア太平洋地域担当ディレクター、Siew Kum-Hong は「旅行先を決めるうえで、その国でどんな料理が食べられるかはとても大きく影響する。ローカルの文化やコミュニティを肌で感じるには、その土地の料理を食べてみるのが最も近道の1つだ」と述べている。

コウ・ケンテツ氏 プロフィール

料理家のコウ・ケンテツ氏

大阪府出身。旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。プライベートでは一男二女の父親として日々子育てに奮闘中。親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。著書は、「こどものまんぷくごはん」(家の光協会)「おやつめし」(クレヨンハウス)、「弁当」(講談社)「コウケンテツのおやこ食堂」(白泉社)など多数。

エアビーアンドビー

2008年8月創業。現地の文化とつながり、ユニークな旅行体験をすることで参加できる世界を創り出すことを使命とする。同社のコミュニティでは、世界191カ国6万5千以上の都市においてアパートやヴィラから城やツリーハウスにいたるまで、何百万というユニークな部屋へのアクセスを提供。「体験」では地域のコミュニティや興味・関心に対する斬新なアクセスを提供し、「スポット」では現地に住む人々がリコメンドする街のとっておきの穴場を人々に発見できる。エアビーアンドビーは人を原動力としており、家の空きスペースを活用すること、または情熱、興味・関心、都市を共有することで臨時収入が得られる方法を提供。

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