ナビタイムジャパンと宇都宮市らが提携 サイクリングコースの音声ナビ開始 ジャパンカップコースの案内も行う
2017年10月19日(木) 配信
ナビタイムジャパンは10月18日(水)、栃木県内の自治体・団体との提携を発表した。スマートフォン用アプリ「自転車NAVITIME」内で、サイクリングコースのナビゲーションを始める。自治体が設定したコースを、音声で案内する本格的な仕様で、サイクリストの誘致と利便性向上をはかる。
宇都宮市と矢板市、栃木市、日光市、大田原市、高根沢町、那須町、栃木スポーツコミッション、8つの自治体・団体と提携し、広域にまたがるルート案内を実現した。
昨今、サイクリングコースを観光誘致に活用しようとする試みは多く、10月1日(日)には、香川県東かがわ市と徳島県鳴門市、兵庫県南あわじ市をつなぐ、「南あわじ-鳴門-東かがわサイクリングコース」が開通した。地域のホテル・旅館からの期待も高い。ルネッサンス リゾート ナルト(高橋裕二総支配人、徳島県鳴門市)は完成に合わせて、「サイクリスト向けの宿泊プラン」を売り出し、コースを活用した商品づくりに力を入れる。
□自転車レースの最高峰「ジャパンカップサイクルロードレース」のコースナビゲーションも
今回ナビゲーションを提供するのは「那須~宇都宮コース」と、「日光~渡良瀬遊水地コース」、「ジャパンカップコース」の3つ。
「那須~宇都宮コース」
大田原市と矢板市、高根沢町を経由。途中には「道の駅やいた」があり、名物のりんごソフトは絶品。汗をかいた熱い体のクールダウンにぴったりだ。高根沢町では、温泉に浸かることもできる。
「日光~渡良瀬遊水地コース」
渡良瀬遊水地のサイクリングコースは、県外でも有名。「神橋」(日光市)をスタートし、渡良瀬遊水地を目指す。各エリアには道の駅が充実している。
「ジャパンカップコース」
1992年に創設された、アジア最大級の自転車レース、「ジャパンカップ」。毎年、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアで活躍する一流プレーヤーが参戦し、日本の自転車競技界を牽引してきた。ワンデイ・レースでは、最上位カテゴリーのオークラス(Hors Class = 超級)に位置する。ナビゲーション対応の「ジャパンカップサイクルロードレース」コースは、「古河市林道」や「赤瓦ダム沿い」、「宇都宮市森林公園」を周回する、高低差の多いコースとして有名だ。