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50歳以上のスマホ利用率が上昇 ニールセン

2017年10月27日
編集部:謝 谷楓

2017年10月27日(金) 配信

ニールセンデジタル(宮本淳社長、東京都港区)はこのほど、「消費者のマルチデバイスの利用状況」を発表した。50歳以上のスマートフォン利用率の上昇と、音声入力に対する関心が高いことが分かった。Webからの集客に力を入れるホテル・旅館は、スマートフォン端末を軸にしたマーケティング強化が求められる。

 各端末の利用率を年代別にみると、10代から40代にかけてのスマートフォン利用率が80%を超えている。50~60%のパソコンに大きな差を付けた格好だ。注目は50歳以上のスマートフォン利用者率。未だパソコンを下回っているものの、その差は10ポイントにも満たない。2015年の調査時と比べても、20ポイント増加の67%となっている。

音声検索に対する期待も高い

 音声検索に対する関心も高い。話しかけることで、メールの文章や、検索ワードの入力ができる機能が普及しており、スマートフォンの利便性が向上している。入力の補助をしてくれるAI(人工知能)を搭載した「スマートスピーカー」に対する期待値では、50歳以上の47%が、「非常に便利そうである」「便利そうである」と答えている。

 今後、年齢層の高い世代でも、「●●温泉の宿」と話しかけ、スマートフォン端末で宿を検索する人が増えるかもしれない。スマートフォン端末でも、文字が大きく見やすいWebサイトづくりを行うなど、さらなる工夫が必要だ。

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