山形の魅力を凝縮 「山形座 瀧波」 新装開業
2017年11月1日(水) 配信
山形県・赤湯温泉の「山形座 瀧波」が7カ月に渡る再生工事を経て、10月1日にグランドオープンした。全室源泉掛け流しの露天風呂付きで、趣向の異なる3タイプ19室が誕生。伝統とモダンなデザインが融合した、山形の魅力あふれる施設に様変わりした。
8月のプレ開業で、旧館名のいきかえりの宿瀧波から改称した。花笠踊りをはじめとする芸能や天童木工の家具など、山形の魅力をずい所にちりばめた館内で、「座して、時をゆっくり過ごしてもらいたい」(南浩史社長)という。
客室は従来の35室から19室に。蔵を改装した「KURA」(7室)、室内から庭園と桜を眺められる「SAKURA」(6室)、山形の工芸品でコーディネートされた「YAMAGATA」(6室)の3タイプある。全室ツインルームだが、エキストラベッドの対応も可能。客室の露天風呂は1階が「蔵王石」、2階は「ヒノキ」の浴槽にした。
食事は1階のレストランで。オープンキッチンを囲むカウンターは、食の魅力を存分に楽しめる特等席だ。庄内の魚介や米沢牛に加え、地元の農家が手塩にかけて育てた有機野菜を1品出しで提供する。
ウェルカムドリンクには秘伝豆のずんだシェイク、女性スタッフによる花笠踊り、出羽かおりの十割そば打ちパフォーマンスや体験など、山形ならではのもてなしも魅力だ。
比較的地元住民の一人だが、一言でいえば驚いた。山形にこんな高級ホテルが出来ようとは思わなかった。ホテル瀧波時代に宿泊した人は、次回は驚くだろう。
周りの環境もこの山形座瀧波に引っ張られて変わっていくことだろう。
赤湯こ温泉のメインストリートを今のように作り上げてしまった前々市長を恨んでしまう。