日旅とポニーキャニオンが地方創生、訪日事業で業務提携
2017年11月7日(火) 配信
日本旅行(堀坂明弘社長、東京都千代田区)と、ポニーキャニオン(吉村隆社長、東京都中央区)はこのほど、地方創生とインバウンド事業で業務提携した。全国各地に拠点を持つ旅行業と、アニメや映像、音楽などによるエンターテインメント事業を融合させ、地域の魅力づくりと発信を強化していく。
日本旅行は今年度からスタートした中期経営計画「VALUE UP 2020」で、インバウンドを含めた地方創生を事業の大きな柱に据える。ポニーキャニオンは “人を楽しませる”エンターテインメント・コンテンツ制作のノウハウを活用し、2016年から地域プロモーション事業を展開。今年6月には「エリア・アライアンス部」を創設した。
両社はすでにいくつかの事業を展開してきた。岐阜県羽島市、関市、郡上市、下呂市、高山市、飛騨市の6市が連携した観光プロモーション事業「円空路(ロード)」では、日本旅行が周遊型観光のモデルルートを設定。ポニーキャニオンがプロモーション映像を企画・制作した。映像は18年3月の公開を予定。
インバウンド事業では、ポニーキャニオン所属アーティストの日本国内公演を海外のファンも参加できるように、日本旅行がツアー化し、同社の海外拠点で販売している。