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“世界の潮流”研究と発信 日本国際観光学会が全国大会

2017年11月10日
編集部

2017年11月10日(金) 配信

(左から)島川崇会長、ロイ・アリエル氏、篠塚孝哉氏

 日本国際観光学会(島川崇会長)は10月28日、東洋大学白山キャンパス(東京都文京区)で第21回全国大会を開いた。テーマは「サステナブルツーリズムの実現」。今回は、余暇ツーリズム学会(長谷川恵一会長)の全国大会も同会場で開かれ、基調講演と懇親・交流会は両学会合同で行われた。島川会長(東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授)は、「学会は世界の潮流を見ながら情報を収集し、研究を進め、広く発信していかなければならない」と役割を強調した。

 日本国際観光学会の基調講演「サステナブルツーリズムの実現にむけて~グローバルスタンダードの視点から~」では、グローバル・サステナブル・ツーリズム・カウンシルゼネラルマネージャーのロイ・アリエル氏が2016年に欧州グリーン首都賞を受賞したスロベニアの先進的な取り組みなどを紹介した。

 余暇ツーリズム学会の基調講演「新潮流と観光産業の未来」では、ロコパートナーズ社長の篠塚孝哉氏が登壇。篠塚氏は「中国や米国などのベンチャー企業への投資額は2兆円規模に対し、日本は2千万円規模」とし、「2年遅れで日本に新しいビジネスモデルが入って来る流れになっている」と、シェアリングエコノミーが世界的に進む中で日本の遅れを指摘した。

 その後、5分科会に分かれて、研究発表会が行われた。

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