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〈この人に聞く〉芳子 ビューエルさん、株式会社アペックス 取締役社長

2017年11月10日
営業部:古沢 克昌

2017年11月10日(金) 配信

株式会社アペックス 取締役社長
芳子(よしこ) ビューエルさん
 群馬県高崎市出身。カナダ・ダグラスカレッジ在学中に現地人男性と結婚。3児の母。1989年に帰国し、アペックスを設立。

北欧の大手メーカーの日本代理店として、機能的でデザイン性に優れた数多くの商品を輸入販売するアペックス。宿泊施設であれば、デンマーク生まれの寝具ブランド「ダンフィル」の軽くて、まるで羽毛のようにふんわりと、優しく頭を支える枕「フィベールピロー」を取り扱っている会社だと言えば、ご存知の方もいらっしゃるだろう。

 同社では社員34人のうち女性が21人で、半数以上が子持ち。「とくに性別にこだわったわけではないのですが、結果としてそうなっていますね」。自身も3人の子供を育て上げた母でもあるビューエルさん。「優秀な人材には長く働いてほしい。やる気のある、できる人に、子育てを理由に仕事を諦めてほしくないのです」と笑顔で話す。

 そこで女性社員が働きやすい環境づくりに着手した。例えば、同社の規定では「有給休暇は1時間単位で取得」ができる。革新的な制度だが、これも子供の予防接種や授業参観など、1日休むまでもない用事の際にとても助かる。男性社員にとっても歯医者に行くなど私用で使うことができるため、評判は上々だ。

 時短勤務はもちろん、リモートワークも積極的に取り入れている。在宅で子育てをしながら仕事をする社員は、パソコンや携帯端末で会議に遠隔参加することもできる。

 こうした取り組みが評価され、同社は2014年に、群馬県の「従業員の子育てサポート企業」に認定されている。「できる人材を確保し、その人が能力を発揮しながら長く働ける職場を作ることは生産性の向上につながる。優しいだけではなく、経営者として至極当然の判断だと思います」。

【古沢 克昌】

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