淡路島キャラバン、首都圏で初開催
2017年11月14日(火) 配信
淡路島観光協会(樫本文昭会長)は11月10日(金)に東京・都市センターホテルで、首都圏で初めて「淡路島首都圏キャラバン」懇親会を行った。「淡路島3年とらふぐ」などの食を中心に紹介し、人形浄瑠璃など魅力を発信した。
近畿エリアは今後来訪者の増加が期待されている。神戸空港が18年4月から民間運営を始めるほか、淡路島と関西国際空港を結ぶ定期航路が10年ぶりに復活するなど、交通がより便利になるためだ。16年4月には「国海の島・淡路」として日本遺産に認定。観光資源も磨き上げている。
樫本会長は「淡路島は、関西の京阪神から、近郊の観光地として定着してきた。一昨年、年間約1300万人の観光客、130万人の宿泊客があった。ただ、首都圏の認知度は低い。首都圏でよりPRしていかなければならないと痛感している」と、首都圏初開催の意義を語った。
淡路島参加者を代表して、洲本市長の竹内通弘(淡路島市長会会長)氏があいさつ。「淡路島は歴史自然文化が豊か。とくに歴史文化であれば、淡路島は日本で最初にできた『国生みの島』で、約1300年前の古事記の冒頭に記述がある。もう一つは食。淡路島は平安時代などに、朝廷に食材を献上していた。これは御食国(みけつくに)といわれている。この脈々と続いてきた食文化の1つが、3年とらふぐとなる。食してもらい、ぜひ淡路島を感じてほしい」と力を込めた。
続けて「食の宝庫と呼ばれ、歴史もあり自然豊かな島だといわれている。今回はとくに淡路島の“冬の味覚”である『3年とらふぐ』をPRしたい」と力を込めた。
乾杯は日本旅行の丸尾和明会長が実施。あいさつで「淡路島の入込客は関西が主であるが、宿泊を見ると、大阪府・兵庫県が22%、その次が東京で10%となっている。だからこそ首都圏で認知度を高める必要がある」と強調した。
会場には旅行会社の関係者が数多く集まり、来賓に議員らも駆けつけ、盛会裏に終了した。