エボラブルアジア決算、純利益と売上高4割増し
2017年11月15日(水) 配信
エボラブルアジアが14日発表した2017年9月期決算は、売上高が前年同期比40・8%増の56億3400万円、純利益は同43・5%増の4億8800万円(IFRS基準、6億5200万円)だった。売上高が初めて50億円を突破し、取扱高と営業利益でも過去最高を記録した。同社は来期より、純資産額に重きを置く、国際財務報告基準(IFRS)を適用することとなっている。
オンライン旅行事業の売上高は38億9500万円で、同社の要となっている。昨年、一般ユーザー向けの予約販売サイト「AirTrip(エアトリ)」を立ち上げるなど、主力事業の強化をはかってきた。9月11日(月)に行なわれた記者発表会では、来年までに30億円を超える予算を広告宣伝に投入すると語った吉村英毅社長。ITオフショアや投資事業にも力を入れているものの、来期目標とする純利益8億8100万円(IFRSに基づく)の達成には、主力であるオンライン旅行事業のさらなる躍進が求められそうだ。
なお、キャッシュフローに注目すると、営業と財務活動によるものはプラス、投資活動によるものはマイナスとなっており、エアトリ立ち上げ以降続く、積極的な事業展開を裏付ける結果となった。