京都府八幡市の文化財を一斉公開 11月25、26日の限定開催
2017年11月24日(金)配信
京都府の八幡市観光協会は2017年11月25日(土)、26日(日)の2日間、「お茶の京都 紅葉満喫 秋の文化財一斉公開」を開催する。“やわたの神社・お寺がグッ!と身近になる2日間”をテーマに、文化財公開と体験イベントが行われる。
八幡の町は、神仏習合の宮寺・石清水八幡宮の門前町として平安時代から発展し、寺や神社が今でも数多く残っている。期間中、八幡市内の5社寺(石清水八幡宮、飛行神社、神應寺、善法律寺、正法寺)で2日間限定の文化財特別公開、体験イベント、お茶席などを催す。美しい紅葉とともに、普段は見られないもの、体験できないことをそれぞれの社寺で楽しむことができる。
□八幡市内の5社寺
石清水八幡宮
本殿、幣殿及び舞殿、織田信長寄進「黄金の樋」 ほか
平安時代初期(860年)に創建され、現在の社殿は織田信長の社殿修復、豊臣秀吉の廻廊再建、豊臣秀頼の社殿再建、徳川家光の社殿造営によるもの。都の裏鬼門を守護し、伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟と称され、日本三大八幡宮の1つでもある。2016(平成28)年に国宝に指定された。
午前6:30~午後6:00 境内自由参拝、昇殿参拝有料
飛行神社
零式戦闘機エンジン、F104戦闘機ジェットエンジン ほか
世界で初めて飛行原理を発見した二宮忠八が、空の安全と航空業界の発展を願い創建した神社。カラス型飛行器、忠八ゆかりの資料や企業・団体からの寄贈品などがそろう資料館が併設されている。飛ばして奉納する珍しい「神飛行機おみくじ」も注目!
午前9:00~午後5:00(資料館は午後4:00まで) 境内自由参拝
資料館入館料 大人300円、中学・高校生200円
神應寺
行教律師坐像、豊臣秀吉坐像 ほか
石清水八幡宮を開いた行教により建立されたと伝わっている。寺の紋は豊臣と徳川の家紋が2つならぶ全国的にも珍しいもの。秋には、色鮮やかな紅葉が幻想的風景を醸し出す。
午前10:00~午後3:00 拝観無料
善法律寺
八幡大菩薩像、宝冠阿弥陀如来像 ほか
鎌倉時代に石清水八幡宮の検校・善法寺宮清の発願で建立され、宮清のひ孫の良子が、室町三代将軍の足利義満を生んだことから、歴代将軍が参詣していた。また、良子がモミジを寺に寄贈したことから「もみじ寺」の愛称で親しまれている。
正午~午後4:00 拝観料500円
正法寺
木造阿弥陀如来坐像、本堂、書院、小方丈 ほか
正法寺はおよそ830年前の鎌倉時代に開かれた。室町時代に後奈良天王の勅願寺となり、その後、徳川家康公の側室であるお亀の方の菩提寺として発展した。また、数多くの重要文化財を誇り、境内の紅葉が見事な彩りを添える。
午前10:30~午後3:00 拝観料700円
□イベント概要
開催期間:2017年11月25日(土)・26日(日)
時間:各社寺で異なる
場所:石清水八幡宮、飛行神社、神應寺、善法律寺、正法寺
アクセス:最寄り駅・京阪本線「八幡市」駅
料金:各社寺で異なる
問い合わせ:(一社)八幡市観光協会 075-981-1141
備考:やわたの社寺がぐっと身近になる2日間!
詳細は八幡市観光協会ホームページにて