JTBがクルーズ市場を変える!
2017年11月28日(火) 配信
ジェーティービー(JTB、髙橋広行社長)は2017年11月27日(月)、東京都内で米国のクルーズ会社、プリンセス・クルーズと共同会見を開催。JTBがプリンセス・クルーズが保有する「サン・プリンセス」を全船チャーターし、2019年4~7月にかけて「JTBクルーズ 2019年サン・プリンセス 世界一周チャータークルーズ98日間」を行うことを発表した。
プレミアムクラスの外客船による世界一周クルーズは、日本の旅行会社として初の試みであり、プリンセス・クルーズとしても、初のアジア発着世界一周クルーズとなる。
髙橋社長は会見冒頭「新しいクルーズ市場を切り開く」と述べ、今回世界一周チャータークルーズを行うに当たり、①顧客に新しい価値を提供すること②新たなクルーズ市場を創造すること――の2点を重視したことを報告した。世界一周クルーズ旅行は、誰もが一度は体験してみたいと思ってはいるものの、日本最大の客船「飛鳥Ⅱ」などでの世界一周クルーズは、1人当たりの旅行代金が400万円前後と、まさに“高嶺の花”というイメージが定着している。
同社は「誰でも手が届く世界一周クルーズ旅行を実現することで、新たなクルーズの魅力を届けたい」との想いから、今回1人当たり188万円(1泊約2万円)から参加できる比較的安価な世界一周クルーズを実施する。「日本のクルーズ市場を牽引してきたJTBだからこそ、最も多くのクルーズのスペシャリストを有するJTBだからこそ、全世界にネットワークを持つJTBだからこそ、お客様に満足していただける日程や食事、船内外のイベントや緊急対応体制などを提供することができる」(髙橋社長)と意気込んだ。プリンセス・クルーズを選定した理由については、日本人サービスに定評があることや、今回の破格のクルーズ代金を実現することが同社とならば可能であることなどを挙げた。
プリンセス・クルーズのインターナショナル・セールス担当シニア・ヴァイス・プレジデントのトレイ・ヒッキー氏は、「今回このようにJTBとパートナーを組んで、日本発着の世界クルーズを行うことは、私たちにとって新たな試みとなる」と期待を表した。今回JTBがチャーターする「サン・プリンセス」は2013年に日本のクルーズ市場に投入され、外国客船として過去最大規模での日本発着クルーズを開始した。2014年にも日本発着クルーズを運航しており、日本の顧客向けにカスタマイズされた施設やサービスは高い評価を受けている。トレイ・ヒッキー氏は「乗船したお客様にアンケートを取ったところ、非常に満足しているとの声が多かった。今回のクルーズでも素晴らしい体験を提供することを約束する」とコメントした。
同クルーズは、2019年4月10日~7月18日の日程で実施。航海中には、20カ国・31都市に寄港する。同クルーズの目玉として、クルーズ3大エリアである地中海・カリブ海・アラスカと、世界3大運河の内のスエズ運河、パナマ運河の通航が含まれている。旅行代金は、早期全額支払割引を適用した場合だと、2人1室で1人当たりの代金が188万円(内側客室)~848万円(オーナーズ・スイート)。港湾諸税や船内チップが別途必要となる。
発着港は、横浜港・名古屋港・神戸港の3港で、2018年1月18日(木)よりJTBの販売店やJTBクルーズ取扱店での販売を開始する。船内では、JTBクルーズならではのショーやオリジナル船内イベントを実施するほか、代表的な寄港地では、JTBならではのセレモニーイベントを開催する。
サンプリンセスの世界一周チャ―タクルーズは従来のCircle Statusとしてキャプテンサークル#が付与されるのですか?
このたびはお問い合わせありがとうございました。JTBからの回答をご紹介します。
「キャプテンズサークルは付与され、現在のステイタスサービスも提供されます。
現在、ゴールドやプラチナなどのステイタスをお持ちの方は、その特典を本チャーターでも受けられます。
今回の97泊分はカウントされます。よって新規のお客様も98日間乗れば、次回乗船時はプラチナメンバーとなります。」
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また、その他、本クルーズについての問い合わせは、以下の連絡先にお問い合わせください。
●サン・プリンセス世界一周デスク
電話番号 : 0120-184-570
http://www.jtb.co.jp/cruise/sunprincessworldcruise2019/