コレクション情報を垣根を越えて検索
2017年11月29日(水) 配信
2017 年7月に創立25周年を迎えた早稲田システム開発は、全国のミュージアムのコレクション・データベースを横断検索できるWebサイト「MAPPS Gateway」のサービスを開始した。周年記念企画の第2弾として行う。
同サービスは、クラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」を利用して、情報を個別に公開中の博物館各館のコレクション・データベースに対し、横断的に検索をかけることができるゲートウェイサイト。サービス開始時には全国128館のデータベースが対象で、250万点近いコレクション情報を垣根を越えて検索することが可能だ。
□より便利なアクセス経路の提供を
同サービスは、博物館が保有するコレクション情報に対し、より便利なアクセス経路を提供する「総合窓口ページ」。クラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」の利用館が個別に運営する公開資料データベースを対象に、任意のフリーワードで一気に検索をかけることができる。検索結果は、Webサイト上で一覧表示され、見たい資料を選ぶとデータ公開元の館(機関)のページに進める仕組みになっている。
博物館クラウド「I.B.MUSEUM SaaS」の利用館は、「MAPPS Gateway」のサービス開始時点で230館に達している。Web上で資料情報を公開する館は現在も増えてきており、今後検索対象となるコレクション数は増えていくことが予想される。
□調べものや新たな発見に
同サービスでは、膨大な数の博物館コレクションをまとめて検索することが可能。例えば興味がある作家の作品を所蔵する美術館の垣根を越えて探せるため、思わぬ発見を得る機会も。同サイトでは、総合窓口ページとなる「MAPPS Gateway」では、博物館のコレクション情報の見方や楽しみ方を紹介するキュレーションページも運営するなど、「調べたい気持ち」をサポートしていく。