「味のある街」「シナノゴールド」――信州いいじまマルシェ(東京都三鷹市)
2017年12月3日(日) 配信
11月24日に、東京都三鷹市の三鷹台駅前という好立地にある信州いいじまマルシェで「信州いいじまりんごフェア」が開かれ、飯島町のゆるキャラ「いいちゃん」と、ふるさと大使・津田令子による「マルシェでいいじまクイズ」が行われた。
信州いいじまマルシェは、2015年4月20日に長野県・飯島町のアンテナショップとしてオープンした。小さな店内には町特産の新鮮な野菜・果物・花・加工品などがズラリと並び、店内に一歩入ると「ふたつのアルプスのみえる飯島町」を思い出すことができるのだ。
事前の告知もあり、もぎたてのリンゴを求める人や、「クイズで景品ゲット」を願う人とでにぎわった。近くに住むという女性は「新鮮で作った人の顔が見える野菜が届く金曜日が待ち遠しいのよ」と話していた。買い物かごにはすでに、春菊や長ネギ、落花生、黄色が鮮やかなシナノゴールド、淡雪という品種の大きな梨など、新鮮な果物や野菜がたくさん入っている。
甘味が魅力のシナノゴールド、バランスのとれた味わいの陽光、料理にも使われ、お馴染みの紅玉、リンゴの王様ふじの4種類がズラリと並ぶ脇で、試食のふじをいただいた。「甘~い」。シャキシャキして後を引く。飯島町では、秋から冬には家族そろって「こたつで、リンゴ」だという。まな板と包丁が必須の我が家とは違い果物ナイフさえあれば手のひらに乗せ、マジックのごとくあっというまにお皿を彩るという。
そうそう、飯島町の自慢や魅力などが分かるクイズ大会も大盛況。80人弱の方が挑戦。身振り手ぶりでヒントを出したり、会場は盛り上がり、結果は全員正解。正解者は外れなしのくじ引きに参加できる。特賞の「飯島産りんごセット」や「御前崎メロン」、2等賞の「御前崎名物亀まんじゅう」や3等賞の「いいちゃんトートバッグ」、「嬬恋村トートバッグ」などを引き当て「わぁ~うれしい。いいんですか~。また来週来るわよ~」と笑顔であふれた。吉祥寺散策の帰りに、飯島町の味と人の温もりが感じられる「信州いいじまマルシェ」を訪ねてみませんか。
(トラベルキャスター 津田令子)
コラムニスト紹介
トラベルキャスター 津田令子氏
社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。