走る「老舗料亭」、京都でレストランバス運行
2017年12月4日(月) 配信
WILLER(村瀨茂高代表)と京阪バス(鈴木一也社長)は2018年1月26日(金)から、レストランバスを京都で期間限定運行する。運行開始に先駆け12月1日(金)から予約を始める。
今回、レストランバスが京都市の「京都観光振興計画2020」で掲げる「京の食文化」を楽しむ観光推進など点で貢献できると考え、京都の運行を決定。観光客増加でバスが混雑し、乗車できないといった課題解決もはかる。観光地で途中下車できるコースも用意することで、京都観光での移動手段としての役割も果たしていく方向だ。
□京都のレストランバス
レストランバスの外装は京都の景観に合わせた。和テイストなイラストで全面ラッピング。内装は老舗料亭を意識し本物の石を使用した階段を作るなど細部までこだわった。
コースは4種類用意。朝食と昼食、おやつ、夕食と時間に合わせそれぞれ違った「京の食」を提案する。移動中、おばんざいなどを食べながら、京都の歴史ある建造物を楽しみながら、京都の魅力を知ることができる。
外国人にも楽しんでもらうため、多言語対応も行う。レストランバス専用に開発された「GEOネクスト端末」を導入し、通過する主要観光地のアナウンスを13カ国語(英語・中国語・韓国語・タイ語・フランス語他)で提供する。
レストランバスは2016年から始まった。各地域の魅力を伝えるため「絶景を楽しみながら地方の旬な食材を味わう」をコンセプトに、新潟や北海道、沖縄などの観光地を期間限定で運行してきた。
「今後もレストランバスだからこそできる体験を通じて、多くの方に感動体験を提供し、京都の魅力を発信していくことを目指します」(同社)。
□レストランバス概要
【1階】
キッチン室には全て電気を使用する調理機器を設置
調理機器への安定した電力供給のために発動発電機を車内搭載
【2階】
座席:テーブルをはさんで対面式の座席配置
シートベルト:背あて固定式の2点式シートベルト装着、4G対応型で高速道路での走行が可能
テーブル:コップやボトル類の固定する穴を配置
照明:調光可能なLEDと間接照明
2階屋根:オープンルーフとなっており、雨天の日や寒い気候でも空調機能を活かした。快適な環境で景色や開放感を楽しめるようポリカカーボネート製の開閉式ルーフ構造。日差しの強い時はロールスクリーンで遮ることも可能。
言語:通訳「GEOネクスト」端末装備。13カ国語対応(日本語、英語、北京語、台湾語、広東語、韓国語、タイ語、インドネシア語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ベトナム語、ドイツ語)
【定員】
乗客:25人(プラス乗務員:5人)
席数:2人席→11脚(プラス乗務員2脚)、1人席→3脚(プラス乗務員1脚)、
テーブル:7卓
□コース概要
【お茶の心を体験できる 伊右衛門サロンの朝ごはんコース(60~90分)】
料金:大人3500円(税込)
行程:京都駅⇒東寺⇒西本願寺⇒鴨川沿い⇒平安神宮⇒知恩院(途中下車可)⇒京都駅
【京都の美味しい水で作ったおばんざいコース(60~80分)】
料金:大人3900円(税込)
行程:京都駅⇒鴨川沿い⇒平安神宮⇒二条城⇒錦市場(途中下車可)⇒東本願寺⇒京都タワー⇒京都駅
【お茶の心を体験できる 伊右衛門サロンのおやつコース(70分)】
料金:大人3500円(税込)
行程:京都駅⇒鴨川沿い走行⇒平安神宮⇒八坂神社前⇒京都駅
【京都銘酒ほろ酔いナイトコース(90分)】
料金:大人3700円(税込)
行程:京都駅⇒東寺⇒西本願寺⇒二条城⇒京都タワー⇒京都駅
【乗車+ワンドリンクコース】
各コースの席が空いていれば、食事なしでレストランバスを体験できる予約なし飛び乗り可能なコースとなっている。
料金:大人2800 円(税込)
□運行日(全コース共通)
1月26日(金)~28日(日)、2月4日(日)、10日(土)、11日(日)、17日(土)、24日(土)
□キャンペーン情報
京都で運行するレストランバス乗車時に、対象のアメリカン・エキスプレスのクレジットカードを提示した人と同伴者1人に、ウェルカムドリンクを1杯プレゼントするキャンペーンを実施
対象カード:アメリカン・エキスプレス®・カード/アメリカン・エキスプレス®・ゴールドカード/プラチナ・カード®
□予約URL
5がつの連休に京都へ行きますがこのバスは運行されますか?運行されたら知りたいです。
コメントありがとうございます。事業者のホームページでは残念ながら運行は18年3月までとなっております。詳しくは事業者へお問い合わせください。