バリ島のビーチリゾートに、日系で唯一のホテル
2017年12月20日(水) 配信
「バリ島内のビーチリゾートエリアで、唯一の日系ホテル。日本ならではの安心と快適を提供していく」(同社)--。ホテルオークラの子会社で、ホテル運営会社のオークラ ニッコー ホテルマネジメントは2018年から、インドネシア・バリ島南部のビーチリゾートエリアでホテルの運営を始める。島内には日系ホテルが先行するが、同エリアでは唯一の日系ホテルとなる。
このほど、現地ホテル経営会社が所有するホテルの運営管理契約を締結し、18年1月1日から運営を始める。18年4月から「ホテル・ニッコー・バリ」(仮称)にリブランド。総支配人らとの協議後、4月までには客室料金や正式な名称を決定し、営業を始める。
同ホテルはバリ島南部のバドゥン半島東側のタンジュンべノアビーチ沿いに位置。眼前にはベノア湾が広がる。バリ島で最もマリンスポーツが盛んな地域で、さまざまなアクティビティを楽しめる。同地域はングラ・ライ国際空港から約13㌔で、海上高速道路を経由して車で30分ほどの立地と、アクセスも良い。
同社によると、インドネシアの16年度の外国人訪問者数は1202万人。観光業を将来の成長戦略の柱とする方針を固め、19年度に2千万人の達成を掲げている。同年1~8月のバリ島への外国人訪問者数は約400万人。同期間のインドネシア訪問者数約900万人の半数近くを占める。
日本人訪問者にも継続して増えている。同期間の累計で約17万人が訪れ、前年同期比11・8%増と好調だ。同社は「今後も発展が期待できる市場」と、日本人を含むバリ島の観光需要を取り込んでいく方向だ。
同ホテルの客室は標準客室面積約45平方㍍で総客室数は188室。この内20室が86平方㍍以上のスイートルームとなる。全室にバルコニー又はポーチを有し、バスタブと独立シャワーブースもある。ロビーにはバリ島の伝統彫刻を設え、リゾート地ならではの贅沢な空間を提供する。
地元バリ料理レストランや、プールとビーチを臨むカジュアルインターナショナルレストラン、プールバーなど6つ料飲施設を展開。スパやフィットネスセンター、プールなども揃える。このほか、キッズクラブや屋外プールには幼児用プールも併設し、子供連れでも安心して楽しめるように工夫を凝らす。