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高知の日本遺産「ゆずロード」、ゆず収穫など体験

2018年1月19日
営業部:後藤 文昭

2018年1月19日(金) 配信

森林鉄道の軌道は「ゆずロードに

高知県中芸地域(奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村)を走る森林鉄道の軌道は「ゆずロード」へ――。高知県は2017年の日本遺産認定を経て、ゆずの収穫体験やオリジナルポン酢づくり体験、森林鉄道乗車体験などイベントを拡充している。

 かつて森林鉄道が駆け巡った中芸地域は、その後、林業に代わる産業としてゆず栽培に注力し、日本一の生産量を誇るまでになった。木材を運んだ森林鉄道の軌道は、ゆず畑の風景広がる「ゆずロード」に生まれ変り、旅行者にゆずの彩りに満ちた景観と香り豊かな食文化を堪能させる。

「ゆずロード」イベント概要

森林鉄道遺産

魚梁瀬森林鉄道は1911(明治44)年に国内3番目の森林鉄道として開通。1963(昭和38)年に廃線となり軌道などの撤去が行われたが、現在でも当時の面影を残す橋梁などが点在。18カ所が国の重要文化財の指定を受けている。

森林鉄道遺産の見学: 

 森林鉄道遺産18カ所のうち2カ所をガイドが案内する。

森林鉄道乗車体験:

昭和30年代の中ごろに活躍した機関車が昔の姿のまま走行。機関車の運転も体験できる。

【ゆずのまちで体験】

■ゆずロード”を眺めながら、収穫体験 in 安田町なかやま

ゆずの収穫体験(写真はイメージ)

場所:集落活動センター (旧中山小中学校、高知県安芸郡安田町正弘1538)

実施期間:11月15日(木)~12月10日(月)ごろまで ※ゆずの状況により、終了時期が変更。

受け入れ時間:午前9:00~午後3:00(体験時間は1時間)

定員:1回20人

料金:大人(中学生以上)1千円、小学生500円、 小学生未満 無料

予約:1週間前まで(受付は平日のみ)

TEL:0887-34-0866(高知県東部観光協議会) 

■馬路ポン酢手作り体験

ゆずの商品で有名な馬路村のゆず果汁と、様々な出汁やしょうゆを組み合わせて、自分だけのオリジナルポン酢づくり体験ができる。作ったポン酢はお土産に。

場所:馬路村農業協同組合(安芸郡馬路村3888-4)

時間:1時間(午前9:00~午後4:00の間)

実施期間:1月~10月(年末年始、 土日祝日は除く)

定員:1回40人

料金:800円

予約:2週間前まで

TEL:0887-44-2211 (馬路村農業協同組合)

馬路村農協工場見学:

かつての営林署跡地に建つ農協は、ゆず加工品売上げ30億円を誇る。工場内は見学自由で、ゆずの化粧水作りや石けん作り体験も楽しめる。見学者には、ごっくん馬路村1本(ゆずドリンク)の土産がつく。

■癒やし効果抜群のパワースポット

伊尾木洞の散策(安芸市):

伊尾木洞

周辺が海だったころ、波の浸食でできた天然の洞穴。洞穴の壁面と周辺には天然記念物のシダが群生している。神秘と癒しのパワースポットとして人気が急上昇しており、地元ガイドによる案内で散策もできる。

 北寺(安田町)で空海ゆかりの仏像を拝観:

空海が寺院建設のために木材を安田川へ流し、途中で滞留した木材から仏像群を造り、そこに建立したといわれる北寺。重要文化財の仏像9体が保管されている。

魚梁瀬杉の森・千本山:

樹齢200~300年の魚梁瀬杉の巨木が林立する千本山は自然のパワーが感じられる癒しの空間。長い間保護されてきたため、天然の巨大な杉や桧、ブナなどが今も残っている。

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