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17年旅行業倒産、負債総額は2番目の水準に

2018年1月17日
編集部:増田 剛

2018年1月17日(水) 配信 

てるみくらぶの倒産により、負債が大きく膨らんだ

2017年1~12月の旅行業の倒産件数は28件(前年は27件)と前年並みであったが、負債総額は前年比465.0%増の215億7300万円と大幅に膨らみ、過去20年では1998年の440億6400万円に次いで2番目の高水準となった(東京商工リサーチ調べ)。てるみくらぶと関連会社の自由自在2社で、負債185億1300万円を計上し、全体の85.8%を占めたためだ。98年には旅行業倒産では最大となったジェットツアーの倒産があった(負債252億3500万円)。

 形態別では破産が25件(構成比89.2%)と約9割を占めた。再建型の会社更生法、民事再生型はなかった。

宿泊業の倒産件数も減少傾向

 17年の宿泊業の倒産件数は同3.7%減の78件と、2年連続で前年を下回った。145軒の倒産があった08年をピークに減少傾向にあり、14年以降は80軒前後で推移している。一方、負債総額は同16.5%増の502億9800万円と増加した。宿泊業の休廃業・解散は152件と、倒産の約2倍となっている。

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