黒岩草津町長が「草津本白根山の噴火について」公式コメント
2018年1月25日(木) 配信
1月23日に発生した草津本白根山の噴火について、群馬県の草津町役場で24日、記者会見が行われ、黒岩信忠町長から公式コメントが発表された。以下、全文を掲載する。
「草津本白根山噴火に関し、不安とご心配をお掛け致しております。報道にある通り3千年以来の噴火と言われております。噴火により噴火警戒レベルが3になりましたが、本白根山と草津温泉街は5㌔以上離れており、まったく温泉街は危険が及ぶ位置にありません。当然のことですが、草津町長として噴火口周辺を暫定的に2㌔の立ち入りを禁じていますが、その範囲外は危険はありません。この度の噴火の被弾距離約1㌔と推定しております。
火山噴火はマグマ噴火、マグマ水蒸気噴火、水蒸気噴火と分類されますが、今回の草津本白根山で発生しているのは水蒸気噴火とされ、マグマが噴出し温泉街に到達するような事はありえません。また、一部報道で言われている融雪泥流の問題は火山の種類から考えられません。
すでに本日(1月24日)より天狗山スキー場、御成山スキー場は営業を再開します。また、殺生クワッドリフト、青葉山ゲレンデの営業も近日中に行う予定です。
なお、草津白根山の噴火レベル1の変化はありませんので、志賀草津高原ルート(国道292号)は関係者との協議を行いますが、4月に開通を予定しております。
草津町は情報収集を行い、サイエンスの観点から対応しておりますので、安心して草津温泉にお越しください。
2018年1月24日
草津町長 黒岩信忠」