日光市の雪と光に輝く、フォトジェニックな冬のイベント
2018年1月25日(木) 配信
栃木県の日光市観光情報発信センター(東京都千代田区内幸町)はこのほど、日光・湯西川温泉かまくら祭をはじめとする2018年1月から3月にかけてのイベントや最新トピックスを発表した。
昨年は日光東照宮陽明門の修復完了、SL大樹でにぎわった日光だが、冬は表情変わって雪にちなんださまざまなイベントで出迎える。
湯西川の冬を飾る風物詩として人気の「湯西川温泉かまくら祭」は1月27日(土)から開催。今年は小学生の子供たちもボランティアでかまくらを作る。2月9日(金)からは「奥日光湯元温泉雪まつり」を開催する。
また、今年初のイベント「クラシックスケート in 日光金谷ホテル」では、かつて冬場の社交場として皇族や外国人宿泊客も滑走した天然のスケートリンクを舞台に、ドレスコードを設け、古のときに思いを馳せながら滑走する。さらに6年ぶりに日光にクラフトビール工場が誕生、17年ぶりに川治の五十里ダムが工事で抜水され、ダムに沈んだ街道や歴史的遺構が現れるなどの珍しいトピックスもある。
□雪と光に輝く、フォトジェニックなイベントの紹介
1)湯西川温泉かまくら祭
期間:2018年1月27日(土)~3月4日(日)
時間:午前9:00~午後9:00
ライトアップ点灯時間:午後5:30~午後9:00(※河川敷ミニかまくら点灯は水曜・木曜日休み)
会場:湯西川温泉平家の里、湯西川河川敷周辺
冬の風物詩である「湯西川かまくら祭」。温泉街に多種多様な雪だるまと雪のミニかまくらが並ぶ。日中はソリ遊びやかまくらでのバーベキューが楽しめ、夜は河川敷に並ぶ約800個のミニかまくらにローソクの火が灯され、幻想的な光景が広がる。今年は地元の小学生とボランティアが作ったかまくらが出迎える。
2)奥日光湯元温泉雪まつり(奥日光エリア)
期間:2018年1月31日(水)~2月15日(木)
会場:奥日光湯元温泉地内
全日本氷の彫刻日光大会(1月31日オープン)
雪灯里(ゆきあかり)2月9日(金)~15日(木)
※点灯時間 午後5:00~午後10:00頃まで
冬の花火大会 2月10日(土) 午後7:30分より湯ノ湖畔にて開催
「雪灯里」と「全日本氷彫刻奥日光大会」で構成。高さ40㌢の約500個のミニかまくらが様々なキャンドルカラーへと変遷する演出です。「全日本氷彫刻奥日光大会」は有名ホテルの彫刻師らによって氷の彫刻が制作・展示されるイベントで、「大きなかまくら」の展示、一部のホテルが取材する「星あかり観察ツアー」「湯めぐり手形」「奥日光探検団」なども開催する。
3)イルミネーション in 東武ワールドスクエア
開催中~3月4日(日) 午後4:30~午後8:30
※3月の毎週土日祝(3月10・11・17・18・21・24・25・31日、4月1日)
25万分の1サイズで精巧に再現された世界文化遺産登録46点をはじめ、102点の展示物や周りの風景をあかりで彩り、幻想的な美の世界へ誘う。
4)わたらせ渓谷鐵道各駅イルミネーション
開催中~2月28日(水) 時間:午後5:00~
(日光市内は「間藤駅」「足尾駅」「通洞駅」「原向駅」)
渡良瀬川の流れに沿ってゆっくりと走るローカル線「わたらせ渓谷鐵道」。各駅舎でそれぞれ違う飾り付けをするため、列車の旅をしながら趣の異なるイルミネーションを楽しめる。
□冬ならではのアクティビティ情報
1)クラシックスケート in 日光金谷ホテル
2月1日(日)午前9:30分~
明治期より欧米人の外交官などリゾート地としても発展してきた日光。冬は日光金谷ホテルで皇族をはじめ、外国人宿泊客らがスケートリンクで華やかな社交が繰り広げられた。天然のスケートリンクを舞台にファッションとスケートを楽しむ「第1回クラシックスケート in 日光」を開催する。
2)雪あかりのスノーシューナイト at 休暇村日光湯元
氷点下で体験する奥日光の世界。ザックにランタンをつけ、前を歩く人のランタンの灯りを頼りに進むというアウトドア好きにはたまらないロマンあふれるシチュエーション。
【3月28日(水)までの毎週水・日曜/時間 午後8:00出発(約30分)】
3)スノートレッキング(雲竜渓谷ツアー)
圧倒的な氷瀑と氷の彫刻の数々を巡る旅~1月中旬~2月中旬頃
4)スノーシュー ~雄大な雪景色の中を歩く楽しさ~
1月中旬~3月 奥日光・湯西川・川俣・奥鬼怒エリアにて。
手軽に雪上の歩行を楽しめることから、近年ではスノーシューを履いて雪上を歩き、自然に親しむことを目的としたツアーが各地で行われている。日光市は本州でも本物のパウダースノーに出会える数少ない場。
5)スノーラフティング 湯西川温泉発アクティビティ
【シーズン】1月下旬~3月上旬
スノーモービルで8人乗りのゴムボートを牽引し、特設コースを5分間走行する家族で楽しめるアクティビティ。
□日光の最新情報、冬のイチオシコンテンツ
- 日光市に6年ぶり、クラフトビール工場誕生
ビール職人が造る「クラフトビール」の工場が日光に誕生。「Nikko Brewing」が11日、日光市木和田島で操業を始めた。奥日光戦場ヶ原の土産物店の三本松茶屋が経営。現在本格的な仕込みに入り、4月には市内のホテルや酒販店にお見えする予定。日光でのクラフトビール製造は6年ぶり。
- ダムの水抜いてみた大作戦!? 川治の五十里ダム、湖底の遺構出現。
抜水工事でダムに沈んだ“旧会津街道”が・・・。
五十里ダムは、鬼怒川の支川である男鹿川に、昭和31年、当時日本で最も高いダム(112㍍)として完成。取水整備の改修工事で1月7日に抜水工事が終わり、3月に再び水没する。現在は湖底に沈んでいた街道跡や江戸時代の領地の三方鏡を示した天然の巨石「御判石」といった歴史的遺構が17年ぶりに姿を現しており、明治時代の英国人旅行家イザベラ・バード氏の旅行記にも登場した景観ですが、以後の抜水計画はなく、今回が最後の機会になる可能性が高いといわれている。
- 日光はカナダだった。栗山エリアのメープルシロップ「雪の華」販売
土呂部を含む栗山エリアは、カエデの樹から樹液を抽出し、メープルシロップの採取ができ、冬(1月下旬頃より)になると地元のお母さんたちがメープルシロップづくりをしている。昨年より商品化し、「雪の華」を地元の道の駅などで販売している。(今年の採取分は4月下旬ごろより販売予定)。