ホテル雅叙園東京の「百段雛まつり」 3月11日(日)まで
2018年1月26日(金) 配信
ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)は2018年3月11日(日)まで、館内の東京都指定有形文化財「百段階段」で「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」を開いている。
日本各地の時代雛が集結する「百段雛まつり」は、過去8回の開催で、延べ47万人の来場者数を記録した都内最大級の雛人形展。9回目の今回のテーマは初となる、近江・美濃・飛騨地域のお雛さま。岐阜県と滋賀県の2県9地域より約500体の人形がそろう。
貴重な大名家の姫君の婚礼調度や、近江商人として栄えた旧家に伝わる逸品をはじめ、関東では珍しい西の雛文化である御殿飾りから指先ほどの小さな郷土玩具まで、岐阜と滋賀の地域に息づく百花繚乱なお雛さまたちが文化財にお目見え。雛人形と展示会場である絢爛豪華な文化財とのコラボレーションを楽しめる。
□「百段雛まつり」の見どころ
(1)西の文化“御殿飾り”が過去最多の8点登場!
京都御所を模した御殿の中に雛人形を飾る“御殿飾り”は、西の雛文化の1つとして知られ、関東では見る機会の少ない貴重な雛飾り。同展では、近江商人として栄えた近江八幡や日野の旧家に伝わる、6畳分もの広さを要する大型の御殿飾りや板葺きのもの、屋根部分にしゃちほこが乗せられ絢爛豪華な装飾を施したものなど、さまざまな特徴を持った御殿飾り8点を一挙公開する。その他、さまざまな種類の雛道具など、圧巻のコレクションを展示する。
(2)井伊家のお姫様の雛や雛道具が関東初公開!
彦根藩主・井伊直弼の七女、砂千代姫の古今雛と雛道具が関東地域で初の特別公開となる。江戸時代のものと伝わる一対の古今雛は、現在では長浜城歴史博物館で保管されている貴重なもの。雛道具は黒漆に牡丹唐草文が配され、小さいながら実物と遜色ない精巧な作りを間近で見ることできる。
(3)雛展史上初の一部写真撮影OK!ギネス登録もされた郷土人形コレクション
岐阜県郡上市白鳥町に位置する日本土鈴館は、日本全国の土鈴や土雛をはじめ、世界各国の郷土玩具のコレクションでも知られる博物館。ギネスにも登録されているコレクションの数は10万点を超える。同展では、指先ほどの小さな郷土玩具から地域に伝わる土雛など、日本土鈴館からよりすぐりのコレクションを展示する。
今回は、雛展史上初となる一部の部屋のみ写真撮影が可能となった。(星光の間・第8番目に位置する部屋・頂上の間)心安らぐ展示とともに撮影を楽しむことができる。
(4)ご当地郷土玩具を身近に楽しめる!中川政七商店の郷土玩具ルームが登場
百段階段内の「第8番目に位置する部屋」を雛展では初開放し、人気雑貨店 中川政七商店との特別コラボレーションルーム「中川政七商店の郷土玩具の雛段」が登場する。同社の「日本全国まめ郷土玩具蒐集」(海洋堂とのコラボレーション)シリーズは、精巧な仕上がりで人々を魅了し、現在第7弾まで続く人気シリーズ。
今回は漆の雛段に配した「日本全国まめ郷土玩具蒐集」全シリーズをはじめ、こけしやだるまなどの郷土玩具が一堂に並ぶ。写真撮影も可能。
□ホテル内は雛まつりモード一色!食事や宿泊も楽しめるプランが登場
ホテル内のレストランや宿泊では「百段雛まつり」の開催に伴い、期間限定の雛メニューやプランを提供している。部屋でゆったり楽しみたい方にお薦めなのが「お雛さまルーム」。浅草の老舗“原孝洲”の雛人形をはじめ、可愛らしい吊るし飾りなどを飾った部屋を1日1室限定で特別に用意する。部屋の一角に琉球畳のスペースを設け、和と洋が融合した和洋室は80平方㍍以上のスイートルーム。広々とした空間で、ゆったり4人まで利用できるので家族や友人などのグループも楽しめる。
【期間限定プラン概要】
販売期間:2018年1月19日(金)~3月10日(土)
客室:和洋室(80平方㍍)※禁煙タイプ
料金:1室4人利用 1人1万8,528円~※日にちにより料金は変動する
内容:4名様でもゆったり宿泊できる和洋室での雛まつり
(1)原孝洲の雛人形と、つるし飾りのスペシャルお雛さまルーム
(2)「百段雛まつり」入場券(ご宿泊人数分)
(3)「エグゼクティブラウンジ」の朝食和洋ブッフェ(午前7:00~11:00)
予約・問い合わせ:03-5434-3837(フロント)
レストランでは、期間限定の雛メニューを提供。まるで雛御殿のような美しいしつらえが特徴的な日本料理「渡風亭」では、見た目も華やぐ雛まつり会席が登場。早春を感じるメニューは、菱餅に見立てた椀物をはじめ、花びらのような百合根や雪洞のような盛り付けのお造りなどまさに雛まつりにふさわしい内容。
部屋には愛らしい原孝洲のお雛さまのほか、雛まつり気分をさらに盛り上げてくれる雅な打掛などの装飾も。ホテル内の各レストランのランチと、雛まつり展の入場券がセットになったお得なプランもお薦め。
【雛メニュー概要】
期間:2018年1月19日(金)~2018年3月11日(日)
場所:日本料理「渡風亭」 雛まつり会席膳
価格:1人 3,600円(消費税・サービス料別)
※席は相席となる。
※雛まつり特別会席膳 5,600円もあり。
【入場券付ランチプラン】
日本料理「渡風亭」:4,900円
中国料理「旬遊紀」:平日/3,900円、土日祝/5,700円
RISTORANTE“CANOVIANO”:4,900円
New American Grill“KANADE TERRACE”:大人/4,900円、シニア/4,600円
Cafe&Bar結庵:3,800円
※価格はすべて消費税・サービス料込
※営業時間などはホームページを参照。
□<企画展概要>
展覧会名:「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」
開催期間:2018年1月19日(金)~3月11日(日)会期中無休
開催時間:午前10:00~午後5:00(最終入館4:30)
入場料:1,500円(学生800円※要学生証呈示)※小学生以下無料
会場:ホテル雅叙園東京内 東京都指定有形文化財「百段階段」
問い合わせ:03-5434-3140(午前10:00~午後6:00 イベント企画)
アクセス:電車…目黒駅(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線)より徒歩3分
主催:百段雛まつり展実行委員会
(ホテル雅叙園東京、長浜市、東近江市、日野観光協会、一般社団法人近江八幡観光物産協会、美濃市、美濃市観光協会、美濃市教育委員会、一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会、公益財団法人日本大正村、郡上市、郡上市観光連盟、日本土鈴館)
後援:外務省・観光庁・岐阜県・滋賀県・目黒区・一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会
※展示品保護のため、暖房を控えている。
展示一覧:
十畝の間(じっぽ) 近江商人のお雛さま(滋賀・東近江市、近江八幡市、日野町)
漁樵の間(ぎょしょう) 飛騨高山の雛まつりI(岐阜・飛騨高山)
草丘の間(そうきゅう) 御殿飾りとお雛さま(岐阜・個人コレクション)
静水の間(せいすい) 井伊家・砂千代姫の婚礼調度のお雛さま(滋賀・長浜城歴史博物館、大通寺)
星光の間(せいこう) 郷土玩具と土雛の世界(岐阜・日本土鈴館)
清方の間(きよかた) 飛騨高山の雛まつりII(岐阜・飛騨高山)
頂上の間(ちょうじょう) 美濃のお雛さまと大正村のお雛さま(岐阜・美濃市、日本大正村)
第8番目に位置する部屋 特別コラボレーション/中川政七商店の郷土玩具の雛段