民泊の取り扱いを開始 業界のパラダイムシフトに対応
2018年1月29日(月) 配信
高級宿に特化した会員制予約サービスを展開する「Relux」(運営=Loco Partners、篠塚孝哉社長)はこのほど、民泊への参入を正式に発表した。OTA(オンライン旅行会社)で培った知見を、民泊分野でどう生かすかに注目が集まる。
年間100泊を誇る「審査委員会」が、独自の視線で厳選した宿だけを紹介することで、他社との差別化を実現してきた「Relux」。設立後約2年で、会員数は100万人を突破した。
「高級」という切り口から紹介されることが多いものの、本来の目的は、高い満足度を獲得している宿泊施設の取り扱いにあるという。1月22日(月)に、東京都内で行われた「Reluxカンファレンス2018」で篠塚社長は、「高級というだけでなく、満足度が高い施設をもっと取り扱っていきたい。まだ実現していないが、観光客から支持を集めるローカルな民宿の販売も視野にある」と語り、守備範囲の広さをアピールした。
国内外にかかわらず、FIT(海外個人旅行)客の増加が著しく、ニーズの多様化が進む。モノからコト消費へのパラダイムシフトも顕著ななか、「Relux」では「もうひとつのわが家」をコンセプトに、オリジナルブランド「Vacation Home」を掲げ、合法物件の提供を行っていく。