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東北の訪日外客を増やせ 復興庁事業報告会開く

2018年2月6日
営業部:後藤 文昭

 2018年2月6日(火)配信

東北復興へ 一丸となって課題解決はかる

復興庁は2月5日(月)、東京都内で「新しい東北」交流拡大モデル事業報告会を開き、同事業に選定された11事業者が1年間の成果を報告。来場した100人の在日外国人の投票で決める「魅力的な東北周遊のモデルコースコンテスト」では、ダイヤモンド・ビッグ社が1位に輝いた。認定11事業は1月31日現在、合計送客人数6389人、宿泊者数1万6059人泊の実績を上げている。

 今回の事業報告では、それぞれがムスリム対応や富裕層向けツアーの不足、生かし切れていない東北ならではの資源の有効活用などの課題解決を目指した。有識者としてジャーマン・インターナショナル代表取締役のルース・マリー・ジャーマン氏と、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部の篠原靖准教授、東洋大学国際地域学部国際観光学科の矢ヶ崎紀子准教授が参加、各事業者の報告に対して講評を行った。篠原氏は「昨年よりも課題整理が明確になった」と評価する一方、「これからは客層の部分を東北全体で明確に設定することが大切。テーマを深く追求し、今の東北でしかできないこと、訪れなければできないことはなにか。来年に向け個性をより出さなければならない」と総括した。

 第2部では、10事業者が来場した100人の在日外国人に東北旅行のモデルコースをプレゼンテーション。壇上で鏡開きや居合の披露を行うなどし、来場者を楽しませた。ダイヤモンド・ビッグ社「FINDING THE HEART OF SMALL TOWNS 本物のヒト、モノに出会う旅」が1位に選ばれた。同ツアーではヒトとモノの心を伝えるをコンセプトに、鳴子のこけしづくりなどを学ぶツアーを造成した。

来場者が鏡開きに挑戦
受賞3社が壇上へ

 吉野正芳復興大臣は「素晴らしい自然、文化、美食がある。被災地に訪問していただくことが、風評被害の払しょくにつながる。」と外国人に東北を訪れてもらう意義を語った。

吉野正芳大臣が東北素晴らしさをPR

モデルコースコンテスト受賞者

1位:

FINDING THE HEART OF SMALL TOWNS 本物のヒト、モノに出会う旅(ダイヤモンド・ビッグ社)

2位:

A Jurney to enjoy history and tradition(福島民報社<東北7新聞社協議会>)

審査員特別賞:

東北から学ぶ 東北人から学ぶLearn from Tohoku & people in Tohoku(パソナ)

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