インバウンド向け案内所を新設 小田急
2018年2月6日(火) 配信
箱根への誘客が、さらに加速しそうだ。小田急電鉄と小田急トラベルはこのほど、新宿駅南口と西口に旅行案内所(小田急旅行センター)を新設・リニューアルオープンすると発表した。小田急旅行センター新宿南口は2月26日(月)、小田急旅行センター西口は3月29日(木)のオープンとなる。
新設・リニューアルの目的は、インバウンドの取り込みにある。3月29日(木)のオープンの「西口」店では、多言語対応の窓口を2倍の8つに増設した。日本語のほか、英語と中国語、韓国語での対応が可能となった。「西口」店は、「小田急外国人旅行センター・新宿」と「はこね旅市場」を一体化したもので、箱根へのインバウンド増を牽引する役割を担うこととなる。
箱根で宿泊した外国人旅行者数は約46万人(2016年)。前年と比べ2割増となっており、直近5年の推移も順調だ【表参照】。「西口」店では、沿線事業者と連携した商品展開を行うことで、さらなる取り込み増を狙う。箱根に興味関心を持つFIT(個人旅行)客をサポートすることで、沿線での消費額を引き上げたい考えもある。手荷物の一時預かりが可能で、空港やホテル(新宿区内)へ当日配送も受け付ける。
なお、新設となる小田急旅行センター新宿南口では、日本語と英語、中国語の対応が可能で、インバウンド向け割引周遊券などを販売する。ロマンスカー特急券や一般乗車券も取り扱う。