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泊まれる美術館が川崎にオープン

2018年2月6日
編集部:飯塚 小牧

2018年2月6日(火) 配信

日進月歩の部屋内

簡易宿所をアートでリノベーションした宿「日進月歩」がこのほど、神奈川県川崎市・日進町にオープンした。 不動産業などを担うNENGO(的場敏行社長)と子会社の相楽ホームが手掛けた。

 同宿はJR「川崎」駅東口から徒歩12分、京急・JR「八丁畷」駅から徒歩5分、成田空港から約1時間半、羽田空港から約30分というアクセスの良さを生かし、訪日外国人や若者をターゲットに想定する。1泊3500円からで、OTA(オンライン旅行会社)などで予約を受け付けている。

 宿の周辺には1960年代から残る簡易宿所街や工場跡地に建てられた団地群、歓楽街、飲み屋街、競馬場やパチンコ店などが点在している。NENGOではこれら一見マイナスに捉えられがちな要素も「らしさ」として定義。これらの「らしさ」をアーティスが読み込み、異なるコンセプトを持つアートを共用部や部屋ごとに制作した。

 今後は、周辺施設との連携や外国人客や若者向けにツアーやイベントなどを企画することで、この場所ならではの体験を発信していく予定。

アートの紹介

101号室<吉岡メイ>富士山と日の出、日進町のマップを融合。

 

103号室<木村静香>夜の川崎を「愛のまち」と表現しデザイン。

 

206号室<オキジュンコ>川崎の酒や賭博の側面を花札でデザイン。

 

207号室<Paint Creator minami>月日の流れの中で成長していくようす。

 

209号室<小林まぐろ>商工業の神様であるお稲荷様をデザイン。

 

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