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茨城県 訪日観光客に向けYouTubeチャンネルで動画公開

2018年2月14日
営業部:鈴木 克範

2018年2月14日(水) 配信

茨城県の魅力を配信するインターネット動画サイト「いばキラTV(ティービー)」は、茨城県ならではの魅力を3分間の動画に凝縮した「VISIT IBARAKI JAPAN Omnibus」を、2018年2月13日(火)に公開した。訪日観光客の増加に伴い、いばキラTV 海外向けYouTubeチャンネルを通じて、都会では味わえないローカルな魅力を広く海外に向けて発信していく。

 「いばキラTV」は、全国で唯一、民放の県域テレビ局が無い茨城県が運営し、2012年10月1日に開局したインターネット動画サイトだ。スマートフォンなどのモバイル端末で見られることを前提とした番組編成のなかで、県内高校スポーツなどの全力取材、4Kカメラやドローンを活用した観光動画、YouTuberや人気タレントを起用した動画などを配信している。

 これまでも、筋肉ムキムキの男性が入浴する「温泉PR動画」など、独自の視点から茨城県の新たな魅力を浮かび上がらせる企画作りに工夫をこらしている。

訪日観光客に向けYouTubeチャンネルに本腰

 2017年の訪日観光客数が約2,869万人(前年比19%増)と年々増加しているなかで、近年の訪問先は、東京、箱根、京都、大阪など日本の主要観光都市をめぐる、いわゆる「ゴールデンルート」から、日本人の生活文化が体験できる地方観光へとシフトしつつある。

 自然豊かで、四季折々の風景や日本の伝統文化、多様なアクティビティが楽しめる茨城県を旅行先として選んでもらえるよう、いばキラTVでは様々な動画を通じて茨城県の魅力を海外に向けて発信してく。2月13日公開の動画では、茨城県の厳選された魅力44カ所を紹介している。

動画に登場する茨城県の観光名所/グルメ

 シネマカメラを用いて撮影した本動画では、テロップなど一切の説明を省き、映像と音楽のみで構成することで言語にとらわれることなく、直感的に茨城県の魅力を感じ取ってもらえる映像づくりを意識した。茨城県に暮らす人々とのふれあいを通じて見つかる茨城県ならではの魅力のなかから、代表的な観光名所やグルメを紹介している。

▼「国営ひたち海浜公園」(ひたちなか市)

春のネモフィラ

開園面積約200ヘクタールの広い園内は7つのエリアに分かれ、自然の中で楽しめるレジャースポットや花畑がある。園内には四季折々の草花が咲き誇り、とくに「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれた春のネモフィラや、秋のコキアの時期には世界中から観光客が訪れる。

▼「偕楽園」(水戸市)

梅林が美しい偕楽園

偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつ。天保13年(1842年)に水戸藩第九代藩主・徳川斉昭公が、千波湖に臨む七面山を切り開き、領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い造園した。園内には約100品種・3千本の梅が植えられ、早春には観梅客でにぎわう。2月17日(土)~3月31日(土)までは第122回「水戸の梅まつり」が開かれる。

▼「牛久大仏」(牛久市)

青銅製立像では世界最大

牛久大仏は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が1207年に越後国に流罪に処せられ、赦免された後、常陸国(現在の茨城県)に入り、関東における布教の拠点としたことから、この地に建立された。高さは120㍍と青銅製立像として世界最大で、ギネスブックにも登録されている。

▼「弘道館」(水戸市)

徳川斉昭が創設した藩校

1841年に水戸藩第九代藩主・徳川斉昭公の手によって創設した藩校。「教育によって人心を安定させ、教育を基盤として国を興す」という建学の精神の下、弘道館は儒学教育を礎に文武を磨く教育機関として機能した。2015年4月には、文化庁が創設した”日本遺産”に認定された。

YouTubeチャンネル活用し、海外の潜在観光客にアプローチ

 いばキラTV 海外向けYouTubeチャンネルでは、潜在観光客の興味関心を促すために、様々な手法を活用し茨城県の知られざる魅力を発信していく。

 一般の外国人旅行者が県内44カ所を巡り、人との交流から茨城県の魅力を発見していく「VISIT IBARAKI, JAPAN」のほか、外国人YouTuberが茨城県各地を巡り、おすすめポイントを伝えていく動画など、「外国人ならではの視点」で茨城県の魅力を発信する企画作りを重視している。海外向けYouTubeチャンネルを皮切りに、今後さらなる海外展開を目指す。

《外国人YouTuberによる動画》

【Rachel & Jun】Rock Solid! GEOLOGY museum

 地質調査の研究成果を展示している地質標本館を訪れる。岩石・化石だけではなく、宝石のような鉱石も見ることができるほか、恐竜の足跡から、地球の歴史を感じることができる。波のように湾曲している巨大なジュラ紀の褶曲層は圧巻。

【Only in Japan】100m Art Tower Mito

 水戸芸術館を訪れ、100㍍の高さを誇るタワーに上り水戸市内を一望する。水戸市マスコットキャラクターのみとちゃんや、茨城県非公式キャラクターのねば~る君が茨城県名産の納豆に関して紹介している。

【Uwaga Pies】Trip to beautiful Red Kochia flowers – Free Wifi Bus

 一度は行ってみたいフォトスポットとして人気の国営ひたち海浜公園で、真っ赤に燃えるようなコキアを散策し、茨城県の魅力を世界に発信している。東京駅から茨城県に向かう高速バス内では無料Wi-Fiを利用することができるなど、外国人旅行者に便利なサービスも紹介。

茨城県におけるインバウンドの取り組み

 茨城県では訪日観光客の増加を目指し、情報発信から受入れ環境の整備など様々な施策に取り組んでいる。海外の旅行博への出展、外国語ホームページの作成・プロモーションなどの認知度向上のための施策から、おもてなし向上や外国語習得のための研修の実施、多言語表記、Wi-Fi環境設備の促進など、訪日観光客が日本を訪れた際に最大限楽しめるための環境づくりに力をいれている。

 その結果、茨城県における2016年の訪日観光客数は25万9千人と前年より2万人以上増加し、年々右肩あがりに推移している。海外から茨城県を訪れるツアーも増加するなか、2016年度の周遊ツアーは台湾やベトナムを中心に大きく増加し、2,012のツアーが催行された。

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