九州とタイ 観光促進へ タイ観光庁と趣意書締結(九観機構)
2018年2月20日(火) 配信
九州とタイ国の観光分野における相互交流の拡大をはかるため、九州観光推進機構とタイ国政府観光庁が観光促進に関する趣意書を締結。2月8日に同機構の石原進会長とタイ国政府観光庁のユッタサック・スパソーン総裁が、タイ国のソムキット・チャトゥシーピタック副首相立ち合いのもと、福岡市内のホテルで署名を交わした。
同国によると、2017年に日本からタイを訪れた観光客は、過去最高の154万人を記録し、このうち10%が九州からという。
ユッタサック総裁は「九州市場を重要視して、本気でアプローチしていきたい」と話し、「九州の経済力、人口規模、観光トレンドなど考えたうえで、もう一度福岡事務所を開設したい」と表明。開設時期は、8月1日からスタッフを常駐させ、業務を開始する予定を明らかにした。
九州観光推進機構の石原会長は「昨年の日本のインバウンドは2869万人で、九州には約500万人が訪れた」と説明。「九州とタイ国が連携して観光交流が一層盛んになるようにしたい」と意欲を示した。
調印式後には、タイ国政府観光庁の新しいマーケティング・コンセプト「Open to the New Shades」を発表。日本から20―30代女性の市場拡大など、その狙いを説明した。