インバウンド需要に応えるホステル
2018年2月26日(月) 配信
急増する多様なインバウンドニーズにどう応えていくのか? 新聞社や民泊プラットフォーマー(仲介業者)など、さまざまな企業が独自のアンサーを示している。
産経新聞社はこのほど、神保町(東京・神田)に女性専用のホステル「アーバンホステル神保町」をオープンした。インバウンドをターゲットにした施設で、英語と中国語、フランス語の3言語に対応する。
2段ベットタイプの客室フロア(2~5階)のほか、利用者の交流を促す共有スペースも設置。「新たな情報交流・発信」のサポートも行う。1フロアに付きベットは6台、1人1泊3千円~と格安で利用できる。シャワールームとコインランドリーも完備した。館内スタッフは女性のみ。女性旅行者が気兼ねなく、安心して滞在できるリーズナブルな宿泊施設を目指す。
合法民泊を推進してきた百戦錬磨は今年2月、大阪市浪速区にホステル「ボンホステル」をオープンした。こちらは着地型ツアーの紹介など、情報発信に力を入れた施設となっている。「ボンホステル」では、自社民泊プラットフォーム「STAY JAPAN」に物件を掲載するホストと宿泊者の交流イベントを行うことで、地域観光の拠点としての役割を果たしていく考えだ。