舞鶴市、東京でPR 引き上げの歴史がつなぐウズベキスタンとの縁を紹介
2018年2月28日(水) 配信
京都府舞鶴市は3月1日(木)まで、KITTE地下 1 階の東京シティアイ パフォーマンスゾーンで「舞鶴海物語 in 東京 2018」を開いている。旧海軍鎮守府のまち、引き上げのまちとしての歴史の紹介や寄港誘致を進めているクルーズ線での旅の魅力、首都圏では手に入りにくい舞鶴かまぼこの販売などを行い、海の京都・舞鶴をアピールする。
「明治 150 年記念・舞鶴海物語 in 東京 2018 ~海軍から引き揚げ、クルーズのまち・舞鶴。2020 年そして未来へ~」と題した今回のPRイベントでは、「舞鶴のあゆみ」、「引き揚げのまち舞 鶴」、「未来への躍動」の 3コーナーに分け、魅力を発信する。終戦直後旧ソ連時代のウズベキスタンには約2万5千人の日本人が抑留され、ナボイ劇場の建設などに従事。同劇場に従事した日本人抑留者は、1948年に舞鶴港に引き揚げており、この歴史が2020年東京オリンピック・パラリンピック開催時のウズベキスタン共和国のホストタウンに決定につながった。市では今回のイベントの目玉として、同国の文化や習慣、日本人抑留者の史実を紹介する。関係者は「引き揚げのまち、旧海軍ゆかりのまち、クルーズのまちと、舞鶴市は魅力がたくさんある場所です。展示を見て、ぜひ舞鶴に足を運んでください」とPRする。
□「明治 150 年記念・舞鶴海物語 in 東京 2018 ~海軍から引き揚げ、クルーズのまち・舞鶴。2020 年そして未来へ~」
期間:3 月 1 日(木)まで
時間:午前10:00~午後8:00(3 月1日は午後7:00まで)
場所:東京シティアイ パフォーマンスゾーン
入場:無料
舞鶴のあゆみコーナー:「日本近代化の躍動を体感できるまち舞鶴』を紹介
赤れんが 3 号棟の壁をくり抜いた現物の展示
引き揚げのまち舞鶴コーナー:「舞鶴引揚記念館 特別巡回展」を開催
「チャパン」と呼ばれるウズベキスタンの民俗衣装を着て、記念撮影 ができる「フォトスポット」の設置や、ウズベキスタンの首都タシケントに強制移送された日本人抑留者に ついて記録したドキュメンタリー映画「ひいらぎ」(ダイジェスト版、日本 語吹き替え)の上映、ナボイ劇場の建設に携わった日本人抑留者が、墓参のために訪れ たウズベキスタンから持ち帰ったナボイ劇場の「れんが」を展示。
ウズベキスタン人の国際交流員が、来場者にウズベキスタンを説明。 (2 月 28 日・3 月 1 日の 2 日間予定)また舞鶴・引揚語りの会の「語り部」が、来場者に引き揚げの史実や展示内容をわかりやすく説明する。「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料(レプリカ)は19 点を展示する。
未来への躍動コーナー:
クルーズ客船が寄港する舞鶴とクルーズ旅行の楽しさをアピールするほか、クルーズ船内の過ごし方や楽しみ方、船内施設を案内するプロモーション ビデオを上映。
舞鶴クイズラリー
時間:28 日午前10:00~午後7:00。3 月 1 日、午前10:00~午後7:00
舞鶴にまつわるクイズラリーを実施。会場内に設置したすべてのラリーポイ ントを回った人は、ガラガラ抽選(空くじなし)で舞鶴の名産品、舞鶴グッズな どをプレゼント。(各日先着 200人)
舞鶴を代表する名産品・土産物の販売
時間:28 日、午前10:00~午後7:00。3月1日 、午前10:00~午後5:00
舞鶴の名産品「舞鶴かまぼこ」 (冷蔵品、塗り・焼きの 2 種:各税込 550 円)※数量限定販売
ごはんにも、お酒にも合う!天ぷら(さつま揚げ)、ちぎり天 2 種など (冷蔵品、1 袋:税込 300 円) ※数量限定販売 など