〈観光最前線〉特別な熊野へ
2018年3月1日(木) 配信
全国に3千以上ある熊野神社の総本宮で、熊野速玉・熊野那智両大社とともに熊野三山のひとつに数えられる熊野本宮大社(和歌山県田辺市)は、今年で創建2050年を迎えるという。
紀元前33年の創建といわれても、なかなかピンとこないが「絶世の美女」として知られる古代エジプト最後のファラオ、クレオパトラ7世が亡くなったのが紀元前30年というから、熊野本宮大社とクレオパトラは、わずかながらも、この地上で同じ時間を過ごしていたことになる。
今年はサッカーワールドカップが開かれるが、熊野三山の象徴である3本足の神の使い「八咫烏(ヤタガラス)」は、日本サッカー協会のシンボルとしてもお馴染。動機はなんであれ、今年はちょっと特別な熊野へ、足を運んでみませんか。
【塩野 俊誉】