マリンレジャー・アクティビティを無料で提供、19・20歳限定(じゃらん)
2018年3月8日(木) 配信
マリンレジャー・アクティビティ市場の活性化をサポートする「海マジ!」プロジェクトがスタートする。プレジャーボートや、サーフィン、クルージングなどを、無料で体験できるようにした。対象を19と20歳の若者に限定。今後芽生えるであろう潜在需要を喚起することで、市場規模の底上げを狙う。
レジャー白書2017(日本生産性本部)によると、マリンアクティビティの参加人口は近年横ばいが続いている。水上オートバイやヨットといったプレジャーボートの保有隻数は、2000年をピークに右肩下がりが顕著だ。40万隻を超えていた保有数は、26万とおよそ半分にまで(14年、日本マリン事業協会)落ち込んだ。
プロジェクトを推進するじゃらんリサーチセンターでは、若年層への無料提供により、需要を育てることができるとみる。船体やダイビング器材、ライセンス取得など、マリンレジャーへの参加ハードルは比較的高いという先入観も。19、20歳という価値観の形成期に触れ、その醍醐味を知ってもうことで取り除くことにつなげたい考えだ。
サービスを提供するスマートフォンアプリ「マジ☆部」ではすでに、スキー場のリフトを無料で利用できる「雪マジ!19」(19歳限定)や、立ち寄り温泉入浴が無料となる「お湯マジ!for GIRLS」(19~21歳女性限定)など、他分野で類似企画を立ち上げ、実現している。
予約するためには、アプリのダウンロードと会員登録のほか、施設への電話連絡が必要となる。提供施設にとっては、ユーザーと接する新しいコンタクトポイントの獲得にもつながる。