舞鶴市、ミュージックツーリズムで交流人口拡大狙う
2018年3月20日(火)配信
「音楽・エンターテイメント×観光」で、地域を活性化――。舞鶴市(京都府)は3月20日(火)、日本観光振興協会とoriconME コンフィデンス、コンサートプロモーターズ協会の全面協力のもと、全国に先駆け「舞鶴ミュージックコミッション」を5月に設立すると発表。若者をターゲットに新たなにぎわいを創出し、日本遺産や、世界記憶遺産などの地域資源とも連携させ、交流人口のさらなる拡大をはかる。
「舞鶴ミュージックコミッション」は設立後、赤れんがなどの魅力ある地域資源や遊休資産を活用し、音楽フェスやライブ、合宿、ミュージックビデオの撮影などの誘致を進め、プロモーターやアーティストのサポートを行う。事務局を推進するのは舞鶴市と、市の文化活動を担っている文化事業財団。舞鶴フィルムコミッションが蓄積したノウハウを活用する。
日観振は、観光業界や旅行団体への情報発信、商品造成の働きかけ、oriconME コンフィデンスは、音楽業界関係者への情報発信、コンサートプロモーターズ協会はコンサートプロモーターへの情報発信をそれぞれ担い、舞鶴市を支援する。
同日、東京都内で行われた会見で多々見良三舞鶴市長は、「若い世代をターゲットに据えることで、市が掲げる交流人口の拡大という政策が、より達成しやすくなる。また音楽イベントをきっかけに滞在型観光の形態になり、客単価が向上することも狙いたい」とし、「先駆けてミュージックツーリズムに取り組むことで、全国のモデルになる」と意気込んだ。