観光情報の発信に、ドローンを活用
2018年3月26日(月) 配信
観光業界でも、ドローン技術に対する期待は高い。昨今、宅配や農業分野での注目が高まっているが、地域PRでも活用が進んでいる。プロモーション用動画のほか、情報発信サイトでも利用されている。
ドローンのメリットは、ダイナミックな映像を空撮できる点だ。ヘリコプター型から飛行機型まで、さまざまな種類があるため、用途に合わせた選択が可能だ。GPSやセンサーなどにより、自立飛行や操縦者のサポートを行う機体もあり、技術の進化も目覚ましい。
一方、見栄えする映像を撮影するためには、素人の力だけでは難しいのも事実。落下などのリスクを考慮しても、プロフェッショナルへの依頼が確実だ。出張撮影サービスを行うGMOクリエイターズネットワークでは、3万円から(編集なし、カメラマン1人1時間拘束)撮影を受け付けている。ロケハンなどは別途必要となるため、撮影エリアの確認など含め丁寧な事前打ち合わせが求められる。
福知山市ではシティプロモーションの一貫として動画を作成し、雲海(大江山)などの撮影にドローンを活用しているのが分かる。
PR動画の枠を超えた活用も出てきた。野田市(千葉県)では、「野田の魅力を空からドローンで撮影し、発信しよう!」というコンセプトで市が主体となって事業を立ち上げた。ウェブサイト「ソラのだ」上でコンテンツを配信するなど、ドローンを交流促進の手段として捉えることで、動画作成に掛かる費用も抑えることが可能だ。