探訪需要を後押し、東京・日本橋で地図塾を開催 (日本地図学会)
2018年4月2日(月) 配信
日本人による国内旅行消費額は約20兆円。14年以降、延べ旅行者数とともに増加傾向にある。一方、1人当たりの支出額(単価)は横ばいが続いており、国内旅行全体では5万円弱、宿泊と日帰りは各々3万円前半と1万5千円台で推移している。
そのなかで「まち並み散策・まち歩き」や、「歴史・文化的な名所の訪問」といった定番テーマは引き続き好評だ。旅行年報2017(日本交通公社)によると、対象の3割弱(全34項目中、複数回答)が現地でこれら体験を楽しんだという調査結果が出ている。「まち並み散策・まち歩き」は、東京を旅行先とした際でも好評。人気は、「ショッピング・買い物」や「芸術鑑賞」に次ぐ。
日本地図学会(森田喬会長)は4月8日(日)、地図専門店ぶよお堂(東京・日本橋)でイベントを催す。地図研究家・今尾恵介氏が、「新旧地形図でたどる東京の地名」と題し講義を行う予定。東京の地名の変遷について、古今の地形図を用いて解説する。参加費は1人1千円(同学会員は500円)。2回目以降も開催が決定(講師は別)している。
東京探訪のキッカケづくりとしての役割も果たせるかもしれない。