平成の御車山完成 4月30日、高岡御車山会館(富山県高岡市)で披露
2018年4月2日(火) 配信
富山県高岡市が2013年度から5カ年にわたって制作してきた「平成の御車山(みくるまやま)」がこの春ついに完成。4月30日(月)、高岡御車山会館(富山県高岡市)で完成披露が行われ、その後同会館で常設展示される。
「平成の御車山」制作は、御車山の現代版を今の時代の市民の力を集めて1から創ることで、400年以上にわたり高岡で受け継がれてきた伝統と技術を次世代に伝え、未来への発展を示すシンボルとするために企画された。一般公募で集まった意見に基づいてデザイン。総制作費3億円の約3分の1は寄付によって集められた。
高岡御車山祭は、毎年5月1日にまちごとに装飾の異なる7基の「御車山」(山車)がまちを練り歩く祭り。ユネスコ無形文化遺産にも登録されており、高岡400年の歴史と職人たちの高い工芸技術、そしてまちの人たちの富や誇りを体現する高岡の貴重な財産。前田利長公が高岡開町の際、父・利家が豊臣秀吉から拝領した御所車を高岡の町民に与えたのが始まりとされる。金工・漆芸・染織・など、優れた工芸技術で装飾された山車は“動く美術館”ともいわれる。
□「平成の御車山」完成披露式典の概要
日時:4月30日(月) 式典 午前10時~、説明 午前10時40分~
会場:高岡御車山会館
アクセス:高岡駅から徒歩10分、高岡ICから車で10分