地域活性化で包括連携、北海道上川町など3者
2018年4月5日(木) 配信
北海道上川町とスノーピーク(新潟県三条市)、上川大雪酒造(北海道上川町)は2018年4月3日(火)、「観光振興および地域活性化に関する包括連携協定」を締結した。
□包括連携の背景及び経緯
上川町でも人口減少や観光客減少が課題となるなか、その解決のために町では「地域資源の高付加価値化」が必須と考えた。
町の強みである大雪山周辺の自然と、それを軸足にした産業の価値をさらに高めるために、スノーピーク、上川大雪酒造とタッグを組み、「アウトドア」や「日本酒」を切り口に、観光事業の拡充や商品づくりなど、地域のブランド化につながる取り組みを進める。
□連携事項
(1) 魅力ある観光地づくり及び地域活性化に関すること
(2) 山岳リゾート地としての認知度向上及びブランド化、交流人口並びに関係人口の増加に関すること
(3) 大雪山をはじめとする自然環境の保全及び活用などに関すること
(4) 商品づくりや販路の開拓、人材の確保育成に関すること
(5) 移住者の増加やローカルベンチャー創出に関すること
(6) その他観光振興や地域活性化に関すること
□3者の特徴
上川町:
日本最大の山岳公園である「大雪山国立公園」を抱える町で、大雪山を軸に据えた地域ブランド化や認知度向上をはかるなど、魅力ある観光地づくりを通じた観光振興および地域活性化を推進している。
スノーピーク:
高品質で高いサービスを提供するアウトドア用品メーカー。アウトドアを切り口にした新しいライフスタイルの提案において豊富な実績をもつ。地域の自然資源を生かす「地方創生」事業にも積極的に取り組んでいる。
上川大雪酒造:
上川町に2013年にオープンした三國清三シェフの手掛けるレストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」を経営する三國プランニングの代表・塚原 敏夫氏の発案で創業。2017年に川端慎治氏を杜氏に「緑丘蔵(りょっきゅうぐら)」を設立し、上川地方を中心とした道産の酒造好適米を使用した純米酒「神川(かみかわ)」を醸造する。この日本酒をメインの題材に、観光事業の活性化等への寄与が期待されている。