ジェットスター・ジャパン、大分県らと覚書締結 大分大学で講座開設
2018年4月9日(月) 配信
地方自治体・大学・国内LCC(格安航空会社)が、初の産学官連携へ――。ジェットスター・ジャパンは4月3日(火)、大分県、大分大学と産学官連携協定を締結。大分大学経済学部で講座を開講し、学生のアイデアを活用して観光振興と地域活性化を加速させる。
大分大学で開講されるのは、経済学部の学生を対象とした「産学官連携による地域課題解決演習(科目名: 実践経営分析論Ⅰ・Ⅱ)」。開講時期は年度ごとに決定し、本年度は後学期に実施される。狙いは、LCC を活用した「個人旅行者および若年層旅行者の大分空港利用促進」、「大分県の観光振興」について、若年層である学生自身が考え、取り組んでもらうこと。
ジェットスター・ジャパンの藤岡秀多取締役常務執行役員は同日大分県庁で行われた調印式で、開港予定の講座について、「大分県の観光を取り巻く環境が大きく変化するなか、直接LCCビジネスの現場に触れ、低運賃を県内の地域活性化に広く効果的に生かす課題演習など、実践の場で学ぶ機会を提供したい」と説明。「我が社がもつ路線ネットワークの強みを、今年の国民文化祭や、来年のラグビーワールドカップなど、大分県が持つ多くの強みの中で、効果的に生かしていただくことにより、これまで以上に、大分県の観光振興や地域活性化が高まっていくことを期待している」と語った。