第2回「観光甲子園」の開催決定、本選は10年8月29日、募集は4月から
高校生が主役となって地域の観光資源を再発見・再発掘して作り上げた「地域観光プラン」を競い合うコンテスト「観光甲子園」の第2回本選大会が、来年8月29日の開催と決定した。10月18日に兵庫県神戸市中央区の神戸夙川学院大学で発表された。
観光甲子園は同大会組織委員会(委員長・石森秀三北海道大学観光学高等研究センター長)が主催し、神戸夙川学院大学が共催。文部科学省、観光庁など20団体が後援して今年8月23日に、第1回本選大会が同大学で開かれた。
大会は4―7月までにプランを全国の高等学校を対象に募集。応募してきた全国69校、157プランから、予備選で10校を本選出場校として選出し、8月には10校の生徒が審査委員を前にしたプレゼンテーションを行った。第1回グランプリには文部科学大臣賞に島根県立隠岐島前高校、観光庁長官賞に神奈川県横浜市立みなと総合高校が輝いた。
第2回は「ディスカバーマイタウン・マイエリア」をテーマに開催。1月下旬に開催案内を発送し、4月1日からプランの募集を始める。締め切りは7月9日で、20日に予選・審査発表。8月29日に本選大会を行い、審査・表彰を行う。
応募基準は全国の高校生を対象に、学校長の推薦がある3人以上の連名で申請する、グループプランであること。1校のプランは3本までに限定する。応募目標として75校、130プランを目指す。
発表に先立ち、第1回本選出場校の教師と大会実行委員会関係者との意見交換会も開かれた。このなかで、具体的な商品化への課題も多く上がったが、学校と地域、生徒と地域の結びつきが強まり、地域活性化への一助になった、と評価する声も多かった。